Dior、ベトナム国内で３つの商品がリコール対象に 安全基準違反か
ベトナムの薬品検査機関は、フランスのファッションブランドChristian Dior（クリスチャンディオール）の３つの商品のリコールを命じ、安全基準に違反したとしてベトナム国内の当該商品の販売を禁止した。
リコール対象商品は、Dior Sourcil Poudre Crayonと呼ばれるアイブロウペンシル、男性用香水Dior Homme Sport eau de toilette、女性用香水Dior J’adore L’Or essence de parfumとなっている。
ベトナム医薬品管理局に出された命令によると、問題のアイブロウペンシルは、ASEAN基準で設定されたウォーターベースの化粧品によく使用される防腐剤プロピルパラベンの含有量が基準値を超えているとされている。
東南アジアにおける10カ国の同盟の東南アジア諸国連合（ASEAN）は、現在共通の基準で1つのマーケットと生産ベースを作っている最中である。
他方、問題のフレグランス商品には、ベトナム当局が登録した当該商品の成分検査とは異なる成分が含まれていることが発覚した。
医薬品管理局は、ベトナム国内で広がるイタリアのUnion Cosmetics（ユニオンコスメティクス）のシャンプーとボディーウォッシュ商品に対してもリコールを命じた。
当該のボディケア商品は、ラベル表示に記載したものとは異なる成分が含まれていたのである。Diorの輸入業者は、市場から当該商品をリコールする責任があり、4月25日までにベトナムの医薬品管理局にリコールの進捗を報告する必要がある。
イタリアのUnion Cosmetics（ユニオンコスメティクス）の商品については、進捗報告期限が4月20日となっている。Christian Dior（クリスチャンディオール）はラグジュアリー商品のメーカーであり、ハイファッションアイテムやフレグランス、化粧品、スキンケア用品を手掛けて販売している。
同社は、昨年12月にオープンしたホーチミン市街のVincomショッピングセンターのベトナム最大級の店舗を含むオフィシャルストアをベトナム国内に5店舗展開している。
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