ハノイ市、闘犬愛好家らのイベントでSNS炎上
あるイベントで撮影された映像には、数匹の闘犬が1匹の猪に群がる姿が映されていた。SNSでその映像がアップされると、動物愛護団体だけでなく一般人からも波紋を呼んだ。
このイベントは先週日曜日にハノイ市の空き地において、アルゼンチン・マスティフ（アルゼンチン原産の狩猟や闘犬用の犬）という犬種の愛好家たちによって開かれたものである。
映像では、ケージから1匹の猪が放たれると、数匹のマスティフが猪の群がり、その姿を飼い主たちが応援する姿が映し出されている。
動物の専門家のVu Ngoc Thanh氏は、「このイベントは野蛮的過ぎる。人間性はどこにあるのか」と非難した。
アニマルズアジアの動物福祉家であるNguyen Tam Thanh氏は「これは、犬たちが本能を満たすための行動を見世物にしているだけで、文明化された場所で行うものではない。国際的な動物虐待の問題であり、見過ごすわけにはいかない。」とコメントした。
地元警察は、「これは犬による自発的な行動であり、法律によって罰せられることはない。」という立場を取っている。
ベトナムテレビによると、関係当局は今回の騒動の責任者を探している途中だという。
ここ数年、動物の権利についての話題はベトナムでも注目な話題になってきている。例えば、国の農業的な伝統から行われているバッファロー同士の戦いは、野蛮的だという理由から近年は反対意見が多数寄せられている。
2017年には、Hai Phongのバッファロー祭りにおいて、47歳の男性が自身の飼育していたバッファローによって殺される事件も発生しており、祭りの廃止を求める声がより一層高まった。
祭りはその後、一時的には開催停止が決定したものの、現在は毎年開催されている。
e.vnexpress.net
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