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ガイドの人材不足が課題 多言語に対応できる若手の需要高まる
ダナン市のような成長中の観光都市ではガイド不足が課題となっている。ガイドの人材確保をはじめとした観光活動の管理を強化していくことが急務になってくる。
多様な言語に対応できるガイドが不足している。観光省によると、現在ダナン市では2598人のガイドが登録されており、地元ガイド1047人、国際ガイド1551人となっている。ダナン市のガイドの数は国内3位で、ホーチミン市(4975人)とハノイ市(4236人)に続く数字となっている。英語、フランス語、日本語に対応できる人材はいるものの、タイ語、インドネシア語、ラオス語などのASEAN域内の国々の言語をはじめ、韓国語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語に対応できるガイドが不足している。
実際に1551人の国際ガイドの内ほとんどは英語対応専門のガイドで、他の言語に対応できるガイドは少ないのが現状だ。深刻なのが韓国語を話すガイドが不足していることだ。観光省は30件のガイドカードを発行し、その中で継続的に韓国語によるガイドを続けられる人材は15名だ。しかし、ダナン市には35000~37000人の韓国人観光客が一カ月の間に訪れており、平均で311人のガイドを要する計算になるという。さらにドイツ語に対応できるガイドは年配の人が多い。ダナン市をはじめ中部には十分な言語教育を施す大学が少ないのが現状で、若い人材の獲得にあえいでいるのだ。
ガイドはサービスの一つだ。より良いガイドの選別が必要である。ガイドを育てるために、長期的な研修や教育を要することになる。しかし現状の実態として、ガイドは何か機関や組織に所属して活動をしているわけではない。観光省はガイドであることを証明するカードを発行し企業がそのガイドを使うだけだ。社会保険を有するガイドが少ないことがガイドの管理において最大の問題となっている。「ガイドは企業とつながるべきだ。複数機関で働くガイドも必ず一つの企業に管理され、その企業に保険金を払わなければならない。企業はガイド教育に責任を持つべきだ。」とダナン旅行協会会長のCao Tri Dung氏は述べている。
Source: baodanang.vn
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