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ベトナム最大級のカジノ、来年オープンか
Quang Nam省の中心部で最大級のカジノが来年オープンする見込みだ。カジノを経営するのはマカオ最大手のジャンケットオペレーターであるサンシティグループホールディングス株式会社(Suncity Group Holding Ltd.)だ。
「Hoiana」と呼ばれるこのカジノは40億ドル(約4360億円)を投じて作られる。施設内には様々な店舗やレストラン、ゴルフコース、プールなどが入ったウォーターパークなどが入る予定だ。このカジノは海岸線上に作られ、長さは3キロメートル、広さは1000ヘクタールに及ぶ。
サンシティグループが経営するカジノは「Hoiana」がベトナムで初めてだ。サンシティグループのマカオ法人は今回のプロジェクト資本の3分の1を保有しているという。今回のプロジェクトでベトナム国内にあるVinaCapitalグループと香港に拠点を置くVMSも同じ比率で資本を保有している。
今回のカジノの建設プロジェクトではまず2019年に140台のカードテーブルの設置とゴルフコースの建設が始まる見通しだ。2023年にはウォーターパークや2つ目のゴルフコース、4カ所のリゾート施設を建設する予定だ。
現在、サンシティグループはマカオでカジノビジネスを展開しており、収益は年間170億ドル(約1兆8530億円)に上る。それにも関わらず、同社は近隣諸国でビジネスの拡大を試みている。この背景にはマカオでギャンブルビジネスに対する規制が強化されていることやマカオ法人の拡大に伴う土地不足がある。
2017年、ロイヤルインターナショナルコーポレーション(RIC)は127億ドン(約6350万円)の赤字を発表した。赤字の主な原因はベトナム北部のQuang Ninh省のハロン湾付近にあるカジノビジネスだ。
また、ハイフォン国際観光合弁会社のDo Sonカジノでも同じような状況が見られる。同社は長年赤字を計上している。2007年から2012年にかけては毎年平均22億ドン(1100万円)の損失が出ている。
ベトナム北部のLao Cai省のアリスト国際ホテルでは2016年の1年間で昨年比63%増の14万8107人がカジノを行ったとされている。しかし、カジノ事業の総収入は2300万ドル(約25億700万円)にしか達しておらず、カジノの利益は年間の総収入の10分の1にも満たない。
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