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ピーチ航空、中距離路線拡大で2020年にもベトナム就航へ
<写真提供:Asia Nikkei Review>
Asia Nikkei Reviewによると、日本の格安航空会社ピーチ航空はベトナムをはじめとする東南アジア諸国に中距離路線を就航させる見込みだという。
近年、東南アジア地域の急成長する観光需要を取り込むべく、ピーチ航空は2020年にも東南アジア各国への中距離路線の就航を目指しているという。
最高経営責任者の井上慎一氏は2020年までに進出する方針の飛行時間7〜9時間の中距離路線の就航先はタイやベトナム、インドネシア、シンガポール、マレーシアが有力だとして「ハブ空港では周辺地域からの利用客の集客にも繋がるはずだ」とコメントした。
ANAホールディングス傘下の子会社は関西国際空港、新千歳空港、仙台空港、那覇空港の日本国内4空港からの中距離路線運航を想定している。
ピーチ航空はANAグループ傘下のバニラエアと2019年度末を目処に経営統合する予定だ。経営統合により成田空港以外の路線が拡大される見込みだ。
ANA最大の競合である日本航空(JAL)やジェットスター航空が中距離LCCを拡大する動きを見せており、海外への格安中距離路線の競争は激化することが予想されている。
3月、バニラエアはピーチ航空との経営統合が発表された3日後に、ベトナム路線から撤退をしている。両航空会社は格安便の運航に特化している。
2016年9月、バニラエアはホーチミンー台北間とホーチミンー東京間で直行便を就航した。両ルート就航で、バニラエアはエバー航空やユニー航空、チャイナエアラインなどの外資系航空会社やベトナム航空、ベトジェット航空などのベトナム系航空会社との熾烈な競争にさらされていた。
バニラエアとピーチ航空の経営統合で、ピーチ航空は飛行機1機あたりの座席数において日本国内最大の格安航空会社になることが見込まれている。2017年3月までに、バニラエアとピーチ航空が功を奏し、ANAホールディングスは日系航空会社の国内線と国際線で52%のシェアを獲得している。
出典:dtiニュース
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