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テクノロジー企業、ホーチミン当局に自転車シェアリングを提案
<中国・北京の自転車シェアリングの写真(写真提供:Photo by Shutterstock/Testing.)>
ベトナム交通運輸省職員はテクノロジー企業が提案したホーチミン中心部での自転車シェアリングサービスは、短距離の通勤者にとって便利だと話した。
ホーチミン市当局は、テクノロジー企業のTri Nam Technology Development Investmen社とMobike社、 IOT Vietnam社から自転車シェアリングサービスの提案を受理したという。
ホーチミン市公共交通管理センター(MCPT)のTran Chi Trung氏は、自転車シェアリングはバス停までの移動や3km未満の短距離移動をする需要を満たすだろう語った。
承認された場合、自転車シェアリングの試験運用が1区で行われるという。1区には31のバス路線があり、政府関連施設や学校、病院などが多くある。
試験運用期間には、自転車約800〜1,000台が導入され、自転車ステーションが70〜80箇所に設置されるという。自転車ステーションはバス停や学校、観光スポットの周辺に設置され、各自転車ステーションの自転車配置台数は10〜20台の予定だ。
料金は30分の利用で5000ドン(約25円)に設定される見込みだ。
試験運用中は利用者を増やすため、最大3ヶ月にわたり最初の15分間の利用料が無料に設定することも検討されているという。また、盗難防止のため、自転車にはGPSが設置される予定だ。
事業者らはホーチミン市当局が試験運用を承認するのを待っている間、実現可能性調査を行なっているという。
しかし、ホーチミン市の現在の交通状況や移動手段を考えると自転車シェアリングの実現性に対して疑問の声も上がっている。
経済学者のChung Thanh Tien氏は、ホーチミン市の道路は車やバイクが多い上、自転車専用車線が無いために、安全上問題があると述べた。
交通運輸省はベトナム最大の大都市ホーチミンの人口は840万人で登録バイク台数は約730万台で、その他100万台以上のバイクが他の地域から持ち込まれているとしている。
またChung Thanh Tien氏は、ベトナム人が自転車シェアリングにお金を払うという確信は無く、窃盗や自転車の破壊が行われる可能性もあると述べた。
ホイアンでは6月にベトナム初となる自転車シェアリングが導入され、現在、自転車ステーションが11箇所に設置され、自転車100台が配置されている。
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