ベトナム:コロナ重症のパイロット、意識回復

2020年05月29日(金)00時00分 公開
ベトナム:コロナ重症のパイロット、意識回復

<写真:The Guardian>

 

27日夜、ベトナムの新型コロナウイルス感染患者で最も重症な状態とされるイギリス人男性パイロット(43)が意識を取り戻した。

 

男性患者は、ホーチミンで最大規模のクラスターが発生したBuddha Barを訪れたのち、新型コロナウイルスへの感染が確認され、これまで約2ヶ月にわたって治療を受けている。

 

男性が現在入院するチョーライ病院の医師、Trần Thanh Linh氏によると、男性患者へ筋弛緩薬の投与をやめ、鎮静剤の投与量も減らした。

その後、男性患者は、昏睡状態から意識を取り戻し始め、ジャスチャーなどの簡単な意志疎通を図るまで回復したという。

 

新型コロナウイルスへの感染後、男性患者の容体は肺全体の約10%しか機能していない状態にまで陥っていたが、咳の症状や手足の指を動かすことができるまで回復した。

男性患者の容体は、完全回復ではないため依然として重症だが、最も悪化していた際と比較してかなり状態がよくなっているという。

 

Linh氏は、男性患者に装着している体外式膜型人工肺(ECMO)を取り外すか、治療完全に中止するかについて、新型コロナウイルス感染症予防国家指導委員会と協議し決定を下す予定だと述べた。

 

21日、ホーチミン市駐在イギリス総領事館のイアン・ビボンズ総領事は、ホーチミン市の医療従事者とその関係者宛に、男性患者を含むイギリス国民への治療に対して感謝の手紙を送ったという。
 

 

※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。

 

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