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ベトナムでのFacebookアカウント削除数、世界でも最多レベル
<写真:VN Express>
アメリカの交流サイト最大手Facebook(フェイスブック)は、今年だけで、ベトナムの290の偽アカウントを停止した。世界的にみてもアカウント停止数の多い国となったという。
停止された偽アカウントの中には、保健省のアカウントと偽り、真実ではない新型コロナウイルスの情報を投稿していたものもあったという。
アカウントの削除は、フェイスブックと情報通信省・放送・電子情報局のLe Quang Tu Do局長が協力して行われたという。
偽アカウントの削除の他、フェイスブックは違法商品や違法サービスの取引を促進していた2200ページと、オンラインゲーム・賭博を宣伝していた330ページを削除したという。
Do局長によると、過去1年間でベトナムでフェイスブックにより削除された偽アカウントとポリシー違反の投稿の数は世界的にみても多いという。
ベトナムでは、フェイスブック利用者数は約6000万人にものぼるとされており、国民の大半が利用しているとみられている。
フェイスブックはEコマースや政治的意義を表現する場所とされているものの、報道の自由度では世界で下から5番目と、厳しい政府の監視下に置かれているのが現状だ。
11月にはベトナム政府がフェイスブックに対して検閲の強化をしない場合は、フェイスブックのサービスを完全に停止するとも警告しており、更なる検閲の強化を要請していた。
検閲が厳しくなっているのはフェイスブックだけではでない。
当局はアメリカ大手動画投稿サイト「Youtube(ユーチューブ)」とも協力し、毒性のあるチャンネルや反政府的なコンテンツを削除し、該当コンテンツに対する広告を停止している。
今年は、これまでで、ユーチューブは2万9000本以上の動画と24のアカウントを削除したという。
以前、ユーチューブはベトナムで告発されたチャンネルの広告のみを削除または停止していたものの、現在では当局によって有毒なコンテンツが含まれていると見なされた場合、すべての動画に対して同様の措置が講じられるという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。