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ベトナム、米ファイザー製ワクチンの緊急使用を承認
ベトナム保健省は12日(土)、国内における米・ファイザー(Pfizer)と独・バイオンテック(BioNTech)が共同開発する新型コロナウイルスワクチン「BNT162b2」の緊急使用を承認したことを発表した。
ファイザー製のワクチンは、メッセンジャーRNA(mRNA)型の新型コロナウイルスワクチンで、2020年に世界保健機関(WHO)が初めて緊急使用を承認して以来、世界103以上の国と地域で使用されている。
ファイザー・ベトナム社は同ワクチンの承認をベトナム政府に対して要請しており、保健省のTran Van Thuan副大臣がこれを承認した。
アストラゼネカ、スプートニクV、シノファーム製ワクチンに次いで、ベトナム国内で緊急使用が承認された4つ目のワクチンとなった。
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、16歳以上に対して行われた同ワクチン臨床試験で、21日間の間隔をあけて2回の接種をした人は95%の高い予防効果があったという。
5月7日には、世界で最も早くワクチン接種が進むイスラエルで、同国の研究チームとファイザーは、4月初旬までにファイザーワクチンの接種を受けた人と受けていない人を比較した結果について、およそ95%の感染予防効果が見られたと発表していた。
ベトナム保健省はこれに先立ち、ファイザー製のワクチン3100万回分を確保したことを発表していた。
今年第3四半期から第4四半期にかけてベトナムに到着する見通し。
これとは別に、アメリカはファイザー製のワクチン5億回分を購入し、92カ国に無条件で寄付することを決めており、ベトナムもそのうちの1つの国となると在ベトナム・アメリカ大使館が発表していた。
具体的なベトナムへの供給量は明らかになっていない。
ベトナム保健省によると、ファイザー・ベトナム社はワクチン製造の面でも協力をするという。
また、ファイザー・ベトナム社は保健省傘下の科学技術訓練局とワクチンの安全性・有効性を評価するために協力する。
さらに、ワクチンの実用を開始する前に接種を評価するために、検体などを提供するなどして、国立ワクチン生物製剤管理機関とも協力するという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。