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ジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチン購入へ、ベトナム政府交渉
<写真:J&J社とのオンライン会議の様子©️VN EXPRESS >
6月4日朝、ベトナムのグエン・タイン・ロン保健相が米日用品・製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)とのオンライン会議に参加した。
会議ではJ&J社製ワクチンの購入やベトナム国内でのワクチン製造の技術移転に関することが議論された。
ロン保健相は会議で、ベトナム国内でワクチンをどのように早く広く接種するかについての意見を共有したという。
また、J&J社がベトナムにワクチンを供給し、さらにはベトナム国内でワクチンを製造する技術移転の面でも協力をしたい意向を伝えたという。
現在、複数のベトナム国内のワクチンメーカーがワクチンの製造拠点となることに関心を示している。
ワクチンを製造できる国は世界に40ヵ国以上あり、ベトナムもそのうちの1ヵ国だ。
今年4月、ベトナムのワクチン管理システム(国家検定機関、NRA=National Regulatory Authority)は世界保健機関(WHO)に4段階評価中で上から2番目の3級レベルに達したと認定されていた。
3級レベルとは、その国が安定かつ効率的なワクチン管理システムを構築しているということを意味している。
そのため、ロン保健相は「ベトナムでJ&J社製ワクチンを製造するために、技術移転をして欲しいと強く思う」と国内におけるワクチン製造に強い意欲を見せている。
これに対し、J&J社の代表者らは、公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAX(コバックス)」に同社のワクチン2億回分を今年末までに供給することを伝えたという。
さらに、「COVAX(コバックス)」へのワクチン供給のスピードを早めることで、ベトナムへの供給も可能な限り早くするとした。
さらに、同社はベトナム国内でのJ&J社製ワクチンのライセンス取得を申請する計画だとした上で、技術移転についてもその可能性を調査する計画であることを明らかにした。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。