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ホーチミンは段階的に経済再開か、今後は感染対策と経済成長の両立へ
<バリケードが設置されたタイバンルン通りの様子 / ©️Poste Co., Ltd.>
ホーチミン市共産党委員会のNguyen Van Nen氏は、現在ホーチミン市で講じられている厳格な社会隔離について、長期的には継続できないとし、経済を段階的に再開し、新型コロナウイルスと共存することを学ぶことになるだろうと話した。
「今回の感染拡大は前例がないもので、過去から学ぶことはできない。ウイルスの封じ込めは現実的なものではないため、厳格な社会隔離を継続することはできない。そのため、経済活動を段階的に再開し、ウイルスと共存しなけれなならない。」とNen氏は話した。
ホーチミン市の今後の目標については、感染防止と経済成長を両立させる目標に回帰するとしている。
「経済の崩壊を避けるため、ホーチミン市の"経済の健康"も守らなくてはならない」とNen氏はその重要性を強調した。
また、現在、ホーチミン市当局は科学と世界各国の実例に基づき、経済回復の計画を立てているという。
科学者や医者、社会学者、心理学者などから構成された特別チームが「ウイルスとの共存」という戦略をとる際に関連するあらゆる問題を研究している模様だ。
Nen氏によると、ホーチミン市は新たなアウトブレイク(感染拡大)はさらなる影響を与えるということを留意した上で、経済活動を段階的に、しかし確実に再開していく方針だという。
多くの工業団地、外資系企業の拠点となっているホーチミン市は国内最大の経済都市で、最も国家予算に貢献している地域だ。
これまでで同市における感染者数は約24万5000人に上っている。
ベトナム政府は9月15日までにホーチミン市における感染状況を抑制したい考えだ。
1日(水)には、チン首相がベトナムの新型コロナウイルスとの戦いはさらに長いものになる可能性があり、いつまでも社会隔離やロックダウンに依存することはできないと発言していた。
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