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ホーチミン市、4年遅延の大規模洪水対策プロジェクトが今年完了か

2022年03月28日(月)12時15分 公開
ホーチミン市、4年遅延の大規模洪水対策プロジェクトが今年完了か

〈写真:VnExpress〉

 

ホーチミン市の10兆ドン(約500億円)の洪水対策プロジェクトは、90%が完成しているものの、契約と支払いの問題により完成期限が4年先送りとなっている。

 

同プロジェクトは、サイゴン川の右岸と同市の中心部、570km2に及ぶ650万人が住む地域を対象に、高潮による洪水対策と気候変動の影響に対応することを目的としている。

 

「Trung Nam BT 1547」社が投資し、1、4、7、8区、Nha Be、Binh Chanhを通り、6つの排水門が設置されている。同プロジェクトでは、サイゴン川沿いの7.8kmに及ぶ堤防も含まれている。

 

この洪水対策プロジェクトは2016年に着工し、2018年に終了する予定であったが、土地整地の問題で2018年に1回、同市人民委員会が契約延長に署名しなかったため2020年にもう1回中断せざるを得なくなっていた。

 

現在の主な問題は、投資家の支払い方法と関係がある。同市人民委員会が投資家と建築物譲渡契約を締結した際、企業が代金として受け取る土地の額がプロジェクト費用の16%にしかならない(残りは現金で支払われる)ことが、現在では不適切とされているのである。

 

政府は昨年、同市当局にプロジェクトの完成に責任を持たせるとともに、「不合理な」経費を削減して完成を確実にするよう決議を出した。

 

しかし、政府の努力にもかかわらず、建設移転契約に問題があるため、銀行がプロジェクト資金の支出期間を延長せず、プロジェクトは依然として行き詰っている。

 

長引く遅延により、借入金利、人件費、機械代など、6000億ドン(約30億円)以上のコスト増が発生している。

 

都市インフラ投資・建設プロジェクト管理委員会のTran Nhu Quoc Bao副主任によると、同市人民委員会は、プロジェクトを早期に終了させるために、国家銀行およびその他の関連当局と問題を協議している。

 

また、協議と並行し、同市は投資家への支払いとして特定の土地を使用する提案を検討しているとし、今年中のプロジェクト完了を目指していることを明らかにした。

 

同市市民からは、度重なる納期遅延へ失望の声が上がっているという。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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