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ベトナム初、小豆有機栽培プロジェクトを日本企業が締結
〈写真:ベトナムダナン不動産 矢澤氏提供〉
26日、ソンラ省Chieng Sungで株式会社遠藤製餡は、ソンラ省人民委員会、ミアグループと2022年の春夏作用の小豆の播種式典を開催した。
ベトナムで日本の有機農法を用いた小豆の生産は初であり、このプロジェクトでは2年後までに有機農法での小豆栽培の認証を目指し、有機農法に取り組む。
株式会社遠藤製餡は、日本の3大小豆サプライヤーの1つであり、コメダ珈琲監修のパンに塗るカップあんの販売などもしている小豆の加工、販売、輸入を専門とする70年以上の歴史を持つ企業である。
写真:Kien Thuc:種播式の様子
同プロジェクトは、同社とミアグループによって署名され、今後5年で1000ヘクタールへの拡大と4000トンの収穫を目指している。
写真:DAN VIET:種播式典で講演する遠藤海周氏
Posteの取材に対して同社の遠藤海周氏は、「日本の文化・和菓子の原料であるあんこをアジアのチョコレートのような存在にしたい。その原料である小豆をベトナムで生産し、日本だけでなくベトナム現地の方々にも愛される物になって欲しい。
また、同プロジェクトでの小豆栽培が、ベトナムで有機栽培農場が増えるきっかけとなり、持続可能な土作りによってベトナムの農家の方々が更に潤い、雇用も増え、現地の方々が幸せになることを願う。
安心安全な作物を美味しく届けることが自分達の使命である。あんこを食べるお客様が幸せを感じるには、何よりも原料が重要であり、生産者〜消費者まで全員が幸せになる循環作りをして行きたいと強く思っている。
畑作りをわずか2ヶ月でスタートさせた、湯気氏とHung氏、またその繋がりを作っていただいたベトナムダナン不動産の矢澤氏に非常に感謝をしている。」と述べた。
写真:有機栽培小豆畑「HAPPY FARM」(矢澤氏、湯気氏、Hung氏をはじめとする協力者の方との集合写真)
また、同式典に参加したソンラ省人民委員会のNguyen Thanh Cong副主席は、「農産物のブランド化、ソンラ産作物の消費と輸出を結びつけるために、地元と協力した同プロジェクトを高く評価する。」と述べた。
写真:DAN VIET:同式典で講演するミアグループ会長のNguyen Ngoc Huyen氏
ミアグループのNguyen Ngoc Huyen会長は、「同プロジェクトによって、ベトナムの農家が徐々に有機農業へと方向性を変え、自国民がクリーンで高水準の農産物や果物を消費できるようになることを期待している。日本への輸出を目的としたベトナム初の小豆栽培地への道筋をつけるため、このプロジェクトが成功することを願っている。」と述べた。
写真:DAT VIET:地元農家へ栽培指導を行う遠藤製餡のHung氏
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。