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ベトナム、東南アジアで3番目に海賊版消費が多いことが明らかに
〈写真:VnExpress〉
ベトナムではオンラインビデオの違法コピー問題が深刻化しており、海賊版を利用するユーザー数は東南アジアで3番目に多い1550万人と推定されている。
ハノイ市で開催されたベトナムのオンライン海賊行為とその防止に関するセミナーで、Media Partners Asiaの報告書として明らかにされた。
30以上の大手グローバルエンターテインメント企業や映画スタジオを代表する世界最大のコンテンツ連合であるAlliance for Creativity and Entertainmentによると、ベトナムは東南アジアでインドネシアとフィリピンに次ぐ海賊版コンテンツ利用国である。
しかし、海賊版コンテンツへのアクセスと共有数を1人当たりに換算した場合では、ベトナムは東南アジア内で1位になるという。
ベトナムでは、合法的なコンテンツに加入しているユーザーは4%程度に過ぎず、デジタルコンテンツ産業は収益の18%に相当する3億4800万ドル(約474億9139万円)の損失を被っていると推定される。
2027年には海賊版利用ユーザー数が1950万人に達し、4億5600万ドル(約622億3009万円)の損失が発生することが推定されている。
一方、海賊版を規制すれば4870人の新規雇用が創出される可能性がある。
ラジオ・テレビ・電子情報局のレ・クアン・ツー・ドー副局長によると、近年ではサッカー、映画、ゲームショー、音楽などの著作権で保護されたコンテンツの海賊行為に対して多くの苦情が寄せられている。
海賊版は非常に巧妙で常に変化しており、主に海外からコンテンツが提供されている。
同局のベトナム・デジタルコンテンツ著作権センターのファム・ホアン・ハイ所長によると、海賊行為で最も多いのはライブストリーミング、放送されたコンテンツを別のソーシャルネットワークやウェブサイトに転載し、トリミング、編集して違法にオンラインに再掲載することである。
海賊版コンテンツは他国にサーバーを設置するウェブサイト、インターネット上で共有される海賊版OTTアプリケーションやAndroid TVボックスデバイスを介してインストールされるもの、Facebook、YouTube、TikTok、Instagram、Twitchなどの人気ソーシャルネットワークなど様々なプラットフォームで違法使用されている。
同副所長によると、海賊版コンテンツには法的規定を回避する方法が多く、AIを回避することさえあり検出が非常に困難である。これを処理するには多くの努力と時間が必要である。
同センターはユーザー数が500以上の海賊版サイトにアクセスできないように様々な当局と連携を行っている。
ドイツの市場・消費者データ会社Statistaによると、昨年のベトナムのモバイルインターネットユーザー数は推定7150万人で、2025年には8220万人に増加すると予想されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。