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ベトナムのハイテク企業、国内初の半導体チップを発売

2022年09月30日(金)10時14分 公開
ベトナムのハイテク企業、国内初の半導体チップを発売

<写真:tuoi tre>

 

ベトナムのハイテク大手FPTの子会社であるFPT Semiconductorは、医療機器での使用を目的とした集積回路(IC)チップの最初の製品ラインを正式に立ち上げた。

 

同社の動きはベトナム製品を競争の激しいグローバル産業の最前線に押し上げることを期待されている。

 

FPT Semiconductorが行った28日のプレスリリースによると、2022年8月にモノのインターネット(IoT)医療機器に使用するために、ベトナムで設計され韓国で製造された最初のICチップを市場に投入した。

 

同社はオーストラリアや台湾、中国本土の市場に「Make-in-Vietnam」チップを流通させるためにパートナー企業との調整を進めている。

 

来年までに通信やIoT、自動車技術、エネルギー、電子機器の多様な需要に対応するため、世界で2500万個のチップを供給する計画を立てており、日本や台湾、中国、米国を主要市場としてターゲットにしている。

 

海外市場への「Make-in-Vietnam」チップの提供以外にも、同社は国内企業への主要サプライヤーとなることを目指しており、2023年〜2025年にかけて製造装置を必要とするベトナム企業のサプライチェーン完成への貢献を目指している。

 

米国の市場調査会社テクナビオの最新レポートではベトナムの半導体産業規模は2024年までに61億6000万ドル(約8916億円)を超えると推定されている。

 

同社のグエン・ビン・クアン代表によると、同社は「Chip Made in Vietnam, Made by FPT」というマントラのもと、日本や韓国、台湾、米国、欧州、中国など国内外の市場向けにチップの開発・商品化を行っている。

 

電子機器に不可欠なコンポーネントである集積半導体マイクロチップは、作業性能を決定し、すべての電子システムのコストに著しい影響を与える。

 

世界中の企業がデジタルトランスフォーメーションとデバイスエコシステムの開発を急いでいる状況下で、集積半導体ICチップの生産は電子システム開発の主軸になっている。

 

ベトナムの半導体チップ産業における組織や企業は、主に技術系大学内や製造工場に投資する外資系企業に集中している。

 

ハノイ市に拠点を置くFPT Semiconductorはベトナムのハイテク大手FPTグループのメンバー企業であるFPTソフトウェアが所有するチップ設計・製造会社である。

 

プレスリリースによると、27の国と地域に2万6000人以上の従業員を擁するFPTソフトウェアはフォーチュン・グローバル500の企業100社以上を含む1000社以上のグローバルな顧客に包括的なテクノロジーサービスを提供している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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