オミクロン株派生型「XBB」、ホーチミン市で確認

2023年01月05日(木)13時25分 公開
オミクロン株派生型「XBB」、ホーチミン市で確認

<写真:VnExpress>

 

感染力が強く、ワクチンや感染による抗体をすり抜けるとされているオミクロン株派生型「XBB」による感染がホーチミン市で確認された。

 

ホーチミン市熱帯病病院は4日、患者526人を対象に新型コロナウイルス亜系統のスクリーニングを行い、国内で初となるXBBへの感染を確認した。

 

XBBは2022年8月に世界で初めて確認されて以来、4ヶ月間で約70か国・地域での感染が報告されている。

 

世界保健機関(WHO)によると、XBBと近縁種のXBB.1.5がアメリカにおける新型コロナウイルス感染の44%を占めており、昨年10月にはインドとシンガポールといった一部のアジア地域で新たな感染波を引き起こしている。

 

専門家らは世界的な傾向として、最終的にXBB.1.5の感染が広がる可能性が高いとしている。

 

ホーチミン市保健局は、ワクチン接種によって現在の新型コロナウイルスの状況が依然として制御下にあるとしている。

 

しかし、保健省はどの亜系統がベトナム国内で蔓延しているかを評価するための遺伝子配列データを入手できていないという。

 

ロイターが引用したミネソタ大学の感染症専門家マイケル・オスターホルム博士の言葉によると、現時点で世界が直面している最悪の変異株はXBBである。

 

 

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