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テト期間中に新型コロナ感染者増加の可能性、ベトナム保健省が警告
<写真:VnExpress>
ベトナム保健省はテト(旧正月)休暇中の旅行需要急増と一部の国による旅行政策緩和を受け、新型コロナウイルス感染者が増加する可能性があるとして警戒を呼び掛けている。
同省予防医療局のグエン・ルオン・タム副局長によると、一部の国々が国境を再開させたことで、テト休暇を中心とする今後数週間は新型コロナウイルスの輸入症例数が増加する可能性が高い。
関連する動きとして、中国が8日に渡航制限の解除と本土に入る際の隔離措置を撤廃し、約3年間続いた「ゼロ・コロナ」政策を事実上終了している。
同副局長によると、ワクチン接種や感染による免疫は安定せずに時間経過で減少し、ウイルスは常に新型や免疫を回避する亜種に変異しているため、感染状況は不安定で予測不可能である。
また、1月20日〜26日まで続くテト休暇中の旅行需要増加も感染拡大のリスクを高めており、強い感染力でワクチンや感染による抗体をすり抜けるとされるオミクロン株派生型「XBB」がホーチミン市とタイニン省で確認され、今後の感染拡大が懸念されている。
ベトナムの最大かつ最も重要な祝日であるテトは、国内外で何百万人もの人々が家族と再会するために故郷へと帰省する。
同副局長は公共の場でのマスク着用、こまめな手洗い、ワクチン接種の徹底といった予防策を講じるよう人々に呼びかけている。
また、新型コロナウイルスの再流行を防止するため、保健省は国境ゲートで外国人入国者、特に新型コロナウイルスが流行している地域や、XBBなどの変異株が確認された地域からの入国者に対しては密接に監視して対応する予定である。
多くの外国人観光客が訪れる大都市や人気の観光地では、感染リスクの高いグループや5歳〜12歳未満の子供たちへのワクチン接種継続が推奨されている。
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