ベトナムのハイテク企業で働く駐在員、ストレスのない環境を高く評価

2023年01月13日(金)14時12分 公開
ベトナムのハイテク企業で働く駐在員、ストレスのない環境を高く評価

<写真:VnExpress>

 

地元報道機関によると、多くの外国人ITプロフェッショナルたちがベトナムIT企業における職場環境を高く評価しており、今後も同国での就業を希望しているという。

 

メキシコ人のルイス・ルバルカバ氏(35)は急成長するIT業界で働きたい、新しい文化を体験したいという思いからベトナムに渡航し、4年前にハイテク大手FPTのプロジェクトマネージャーのポジションで働きはじめた。

 

同氏は「ベトナム国内外の優秀な人材と一緒に働く環境は活力を与え、キャリアアップの機会を与えてくれた。時間やタスクの管理能力を高めることができた」と語る。

 

ルバルカバ氏はベトナムの急成長するIT部門で働く外国人プロフェッショナルの1人で、同社は現時点で6万人の従業員のうち、55の国と地域から1888人の外国人従業員を抱えている。

 

情報通信省によると、2022年時点でベトナムには7万社のIT企業があり、2021年から9.37%増加し、国が当初目標としていた2025年のIT企業数を3年前倒しで達成した。

 

人材紹介プラットフォームTopDevが発表した「2022年ベトナムIT市場レポート」によると、ベトナムの企業は2022年に前年比36.2%増となる17万5370人のITスタッフを採用し、ITスタッフの採用需要は2023年に22万9000人、2024年には29万人を超えることが予想されている。

 

ハノイ市のFPTソフトウェアに勤務するインド人シニア・ディベロッパーのゴータム・ラジクマール氏(29)にとっても、ベトナムIT企業での仕事は期待をはるかに上回るものであった。

 

過去に他の国際企業における就業経験がある同氏は、他の文化圏と同様に厳格な労働時間を遵守しなければならないと考えていたが、ベトナムの柔軟性や時間的自由さは良い意味で期待を裏切るものであったという。

 

一方で、ルバルカバ氏は「渡越当初はベトナムのやり方に戸惑いを覚えた」と語る。ベトナムではスタッフが定刻通りに出社せず、昼休みにはオフィスの電気を消して長時間の昼寝をすることが当たり前である。

 

外国人IT技術者にとって勤務時間中に長い昼寝をすることは珍しく非常に驚いたというが、現在ではルバルカバ氏もラージクマール氏も、昼寝習慣が心身ともにリフレッシュさせ、午後の生産性を高めるとしてベトナムのスタイルを賞賛している。

 

また、ラージクマール氏はベトナムの職場におけるフレンドリーでオープンな文化も有益だと考えており、同氏がインドのソフトウェア会社に勤務していた際は「押しつぶされそう」で「ストレスフル」な状態であったという。

 

ベトナムの同僚を家族のように扱う職場文化は素晴らしく、両氏は仕事後に同僚と頻繁に食事や飲み会、会社やチームのパーティに参加する。ラージクマール氏はベトナムのワークスケジュールは管理がしやすく、ワークライフバランスを保ちながら生活できるとして高く評価している。

 

インドでは残業や週末出勤がカウントされないことが多いが、ベトナムでは残業代が確実に支給される。

 

また、日本や韓国での短期プロジェクトを経験したルバルカバ氏は、ベトナムでの仕事もハードであるが、両国の働き方よりも柔軟性があり、前向きでチームワークを重視する文化であると指摘する。

 

コーヒーを飲みながら楽しい時間を共有することがベトナム人労働者にとって共通の楽しみであり、プロジェクトに積極的に参加して一緒に仕事をすることが多いというが、日本や韓国では従業員同士があまりオープンではなく、全員が個々の仕事に集中しているため、チームワークが感じられない職場環境であるという。

 

しかし、外国人ITワーカーが直面する問題がない訳ではなく、言語の壁を乗り越えて現地の人々とつながることが難しい場合も多い。

 

チェコ資本消費者金融会社のベトナム支店でITセキュリティマネジャーを務めるルーカス・トーマン氏は、ベトナム語習得の困難性を指摘する。

 

ラージクマール氏やルバルカバ氏もベトナム語学習に困難さを感じており、新しい友人を作ることや冗談を楽しむこと、職場でアイデアを出し合ったりすることから遠ざかっていた時期がある。

 

両氏は同僚とのやり取りをメッセージングアプリに切り替えることや、お互いに言語を教え合うことで課題を克服したという。

 

多くの外国人ITプロフェッショナルたちはベトナムで働くことを気に入っており、多少の困難はあるが、今後も同国に滞在する予定としている。

 

ベトナム人とのビアホイでの食事やカラオケパーティーなど、新しい体験はすべて思い出に残るものであり、プロフェッショナルたちは「ベトナムで生活や仕事をする機会があればぜひ挑戦して欲しい。この国には素晴らしい食べ物や美しい場所、興味深い歴史、愛情深い人々、ストレスのない生活がある」と語った。

 

 

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