ホーチミンの物乞い問題、子どもや住所不定者が増加

2023年03月15日(水)10時19分 公開
ホーチミンの物乞い問題、子どもや住所不定者が増加

<写真:Tuoi Tre>

 

労働・傷病兵・社会問題省によると、ホーチミン市で交差点や遊園地、娯楽エリア、商業施設周辺の路上で、子どもや住所不定者の物乞いが増加しているという。

 

子どもや高齢者、障がい者の物乞いには様々な形式で対策・配慮が行われており、同市人民委員会は緊急保護が必要な対象者に向けた規定を発表している。

 

原則として健康状態が弱く疲労困憊している者や感染症の疑いがある者、精神的に怪しい行動をしている者に対しては、現地対策本部が記録の作成後に病院へ搬送し、検査・治療を行う。

 

感染症罹患であると判断された場合は、ビンズオン省のベンサン(Ben San)病院かビンフック省のニャンアイ(Nhan Ai)病院への搬送手配を組織する。

 

健康状態が良好・安定している者は居住地の確認が行われ、親族が確認された場合にはワーキンググループによる督促と引き渡しが行われる。

 

住所が不定であったり、親族の確認が取れない場合には、組織が指定した社会福祉施設に引き渡しが行われるという。

 

また、外国人の場合はベトナムにおける外国人の出入国、滞在、居住に関する法律および同市警察の指導を遵守することになる。

 

社会福祉施設に送られた対象者は90日以内の世話と養育を受けることになり、施設は対象者へ施設滞在の希望調査等を継続して実施するという。

 

 

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