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ホイアン旧市街で落書き被害多発、景観を損なう事態に
<写真:VnExpress>
世界遺産の街「ホイアン」の特徴である黄色い壁が落書き被害に遭い、景観を損なう状態となっている。
ハイバーチュン通りの歩行者専用道路では、塀や住宅の壁に白い文字や絵が描かれており、旧市街の美しさが失われた状態にある。
落書き被害は新型コロナウイルス発生前にも確認されており、当局によって壁の再塗装が行なわれていた。
落書きの被害はハイバーチュン通りだけではなく、グエンタイホック通りでは壁に文字が刻まれ、グエンティミンカイ通りの路地では住宅の壁には奇妙な絵が描かれている。
地元住民によると、落書きは観光客が夜間に描いたものであり、就寝中の住民らは犯行に気が付かなかったという。
ホアンディエウ通りでは壁の再塗装を行ったが、落書きが完全には消えていない状態である。住民が落書きを消すために様々な方法を試しているが、線がぼやけるだけで消えることはない。
チャンフー通りの壁はホイアン当局によって塗装が行われたが、時間の経過とともに落書きが再露出している。
歩行者専用道路近辺以外では、ホアイ川に架かるアンホイ橋で落書きが確認された。
最近ではホイアン市場前の変電設備に文字が書かれる被害が発生しており、旧市街に住むチュンさんによると、防犯カメラの映像から犯人は外国人であることが判明した。
また、ホアイ川沿いにある他の電気設備には絵や広告のステッカーが大量に貼られていた。
ミンアン街区人民委員会のヴォー・ダン・フォン委員長によると、落書きが長年の問題となっており、当局による再塗装が繰り返し行われている。
今後、同人民委員会は防犯カメラで監視を行い、違反行為を速やかに発見、防止、処理を行うという。
ホイアン市人民委員会グエン・ヴァン・ソン委員長は警察にカメラでの監視強化を指示し、違反者の画像を提供して迅速に処理するように指示をしている。
ビラが貼られた場合には、同市が青年連合と都市規則チームを任命して撤去を行う。
ホイアン旧市街は1999年12月にユネスコから世界文化遺産に認定されており、旧市街中心地のミンアン街区は木造建物や瓦を陰陽の形に交互に敷き詰めた瓦屋根、黄色の外壁が特徴である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。