ホイアン旧市街に入場料導入、各種整備・保護の資金が目的

2023年04月05日(水)15時36分 公開
ホイアン旧市街に入場料導入、各種整備・保護の資金が目的

<写真:VnExpress>

 

ホイアン人民委員会のグエン・バン・ソン委員長によると、ホイアンにおけるインフラ改善や遺跡の保存・修復、観光イベントの開催の資金獲得を目的として、5月15日からホイアン旧市街全域で入場料の徴収が開始される。

 

入場料は国内観光客が8万ドン(約450円)、外国人観光客は12万ドン(約670円)となっており、現段階では入場料徴収がいつまで適用されるかは明らかになっていない。

 

現状でホイアン旧市街への入場券が必要なのは一部の遺跡や観光地のみである。

 

ホイアンは数世紀前に建てられた家屋や中国の影響を受けた寺院が有名で、1998年にユネスコの世界文化遺産に認定されて以来、国内でも有数の観光地となっている。

 

世界各地の観光地で観光サービスの質向上に向け、同様の料金を徴収する動きが見られており、タイは6月から外国人観光客を対象に観光手数料300バーツ(約1160円)を導入し、イタリアのベネチアは今夏から入島税3〜10ユーロ(約430〜1440円)を導入する予定である。

 

また、EUでは11月からEU域外からの旅行者を対象とした観光税が導入されるという。

 

 

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