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ダナンの川が黒く悪臭を放つ、未処理の排水が原因
<写真:VnExpress>
ダナン市のカムレ(Cam Le)川に下水道ゲートからの排水が直接流れ込み、水が黒く変色して悪臭を放っている。
同市カムレ区のホアスアン(Hoa Xuan)橋〜グエンチーフオン(Nguyen Tri Phuong)橋までの1km区間では、4つの下水道ゲートがカムレ川に排水を流しており、うち3つは西側のタンロン(Thang Long)通り、もう1つは東側のトンタットズオンキー(Ton That Duong Ky)通りにある。
地元住民のタインさん(53)によると、ボートに乗って下水道部分を通過する際には、マスクをしていても咳き込むほどの悪臭で、汚染された区画では魚の死骸も多数確認されている。
カムレ川に流入した排水は最終的にハン(Han)川、そして海へと流れ込む。
ダナン排水処理会社のグエン・ティ・ミ・ギオン氏によると、4つの下水道ゲートのうち1つのゲートで排出された廃水だけが処理されている。
グエンチーフオン橋付近の下水道ゲートは排水をホアスアン(Hoa Xuan)処理場に向かわせる役割を担っているが、汚水が川に溢れ出る状態である。
トンタットズオンキー通りの下水道で処理後の排水が黒くなる理由は、排水処理を行うホアクオン(Hoa Cuong)処理場で使用されている技術が古いせいであるという。
カムレ川沿いのタンロン通りには17の下水道ゲート、ハン川沿いのバクダン(Bach Dang)通りやチャンフンダオ(Tran Hung Dao)通りには28の下水道ゲートがあり、新市街地にもいくつかの下水道ゲートがある。
ダナン市では排水と雨水の両方を同じシステムで回収しており、1日に30万㎥の水を処理できる6つの処理場があるが、大量の降雨時には処理能力を超過して一部の排水が川や海に流れ込むこと容認せざるを得ないという。
ホアクオン処理場とホアスアン処理場はアップグレードが進められており、ダナン排水処理会社は完了までの間は下水道ゲートに砂の堤防を築いて敷居を高くし、ピーク時に下水道内に廃水をとどめる予定である。
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