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ベトナムへの海外投資、理想的な進出先の立ち位置を維持
<写真:VnExpress>
世界的に投資フローが減少しているが、ベトナムは大企業を中心とした外国企業にとって魅力的な投資先であり続けている。
計画投資省外国投資庁(FIA)によると、過去5ヶ月間に登録された海外投資は10.6%増の約108億6000万ドル(約1兆5600億円)に達した。
前年比27.8%増の52億6000万ドル(約7567億5400万円)以上が962件の新規プロジェクトに投入された。新規プロジェクト件数も66.4%増となった。
セムコープ・インダストリーズ社によると、ベトナムではサプライチェーンが拡大しているため、エネルギー転換に沿ったビジネス成長を促進する多くの機会があり、同社も同国における再生可能エネルギーポートフォリオの拡大に注力している。
韓国の財閥企業である曉星グループはベトナムを戦略的市場として、ホーチミン市やドンナイ省、バリア=ブンタウ省など、多くの地方に生産施設を展開し、今後はベトナムを持続可能な投資先とする意向を明らかにした。
別の韓国財閥である斗山グループも東南アジア諸国の潜在的なクリーンエネルギー市場に向けた将来戦略の1つとしてベトナムでのエネルギー投資拡大を検討しており、環境に優しい燃料転換プロジェクトを推進するため、ベトナムで火力発電所を運営する3社と協定を締結している。
FIAのドー・ニャット・ホアン理事によると、ベトナムへの韓国投資フローは過去6〜7年間で急増し、現在はベトナム最大の外国人投資家となり、登録資本総額は820億ドル(約11兆8000億円)に達した。
サムスンやLG、ポスコを含む韓国の大手企業グループ数社が、ベトナムで数十億ドル相当のプロジェクトを開始しており、承認待ちの数十の韓国投資プロジェクトには数億ドル〜数十億ドルの価値があるものが複数あるという。
ファム・ミン・チン首相によると、ベトナムは制度改革、インフラ、人材に関する3つの戦略的突破口に優先的に取り組み、デジタル経済、デジタルトランスフォーメーション、グリーン成長、グリーン成長戦略に沿った循環型経済といった持続可能な成長ドライバーを含め、科学技術やイノベーションに基づく経済再編、産業化、近代化を強化している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。