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ベトナム経済、不透明な世界経済の中でも明るい:国家経済委員会
<写真:VnExpress>
ベトナム国会経済委員会のブー・ホン・タイン委員長は、世界経済が不透明な中でベトナムは明るい存在であることを強調した。
ベトナム社会経済フォーラム2023の記者会見で同委員長は「今年1〜8月のマクロ経済は安定しており、インフレは基本的にコントロールされ、3.1%の増加を示している」と述べた。
同委員長によると、公的債務や対外債務、政府債務の統計も適切に管理されており、2022年にベトナムはASEAN加盟国で唯一、ムーディーズの信用格付けが上昇した国である。
同委員長は「世界経済の難局の中、ベトナム経済は引き続き明るい兆しを示している」と強調しており、政府の報告によれば第2四半期のGDPは4.14%成長し、第1四半期を3.28ポイント上回っており、その成果は3.72%という上半期のGDP成長速度改善に寄与している。
8月には前年同期と比較して18%増となる1万4000社以上の企業が新たに設立された。今年1〜8月には、総計で10万3700社が新規に設立され、前年同期から2.3%の増加となった。
また、8月の商品小売売上及び消費者サービス売上の合計は、前年同期と比較して7.6%増加している。
計画投資省の報道官はベトナム経済の回復を強調しつつも、短期的な大きな変動は期待し難いとの見解を示した。
タイン委員長は投資や輸出、輸入に関連するボトルネックといった経済の課題が存在し、これらの問題を解決する必要性を訴えた。
今年1〜8月の公共投資の支出は計画の42.3%を記録したものの、多くの人々がこれを「遅い」と評価しているという。
一方で、多くの企業が新型コロナウイルスの影響で経営困難を経験し、受注の減少や生産の停滞を引き起こしており、資金調達に困難を感じている現状が続いている。
ベトナム国会経済委員会のグエン・ドゥック・ヒエン副委員長は、労働生産性を中心とする経済開発の目標が今年中に達成される見込みは薄いとの見解を示した。
同副委員長によると、経済の成長は確かに重要であるが、長期的視点で見れば労働生産性が核心になり、経済成長と持続可能な発展の新たな原動力についての議論が専門家間で行われることが予想される。
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