ハノイのタインスアン区、火災予防として電動二輪車の撤去を要請
＜写真：VnExpress＞
ハノイ市タインスアン区当局は、火災の危険を防止するため、ミニアパートや高層賃貸住宅の駐車場から電動自転車や電動バイクの撤去を要請している。
同区人民委員会のヴォ・ダン・ズン委員長は21日に行われた同市党委員会と同区との会議で、9月12日にクオンハー（Khuong Ha）通りの路地にあるミニアパートで火災が発生し、56人が死亡したことを受け、同区では約90棟のミニアパートと1800棟の高層賃貸住宅を確認したことを明らかにした。
一部の建物は8～9階建てで、40～50人が居住しており、ズン委員長は火災安全の観点から、1階の駐車場に停められている電動自転車や電動バイクの移動を要請している。
クオンハー通りの火災の原因は、1階に駐車されていたガソリンバイクのショートとされているが、ガソリンバイクに関する特別な要請はなされていない。
ズン委員長は火災の90％がショートによるものであると指摘し、車両を建物から離すことで火災のリスクを減少させることが可能であるとしている。
しかし、ズン委員長は電動自転車や電動バイクの新しい駐車場についての具体的な場所は明らかにしていない。クオンハー通りのマンションには、90台の車両が駐車されていたという。
ズン委員長によると、一部の住民は1階に車両を駐車する権利を持っているとし、撤去要請に同意していない。同区は火災の拡大を防ぐための防火ドアの設置や、各階に消火器を設置するなどの対策も求めている。
ハノイ市建設局のヴォ・グエン・フォン局長は市・区当局に対して、二輪車の駐車スペースを確保するように投資家へ指導することを要請した。
フォン局長によると、十分な駐車スペースが確保できない場合は、建物の外部に駐車場を設ける必要がある。
同区のブイ・フエン・マイ党書記は22日、電動自転車や電動バイクの移転は単なる提案であり、命令ではないと述べた。
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