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ダナンのソフトウェアパークが放棄状態、法制度の問題が原因
<写真:thanhnien.vn>
ダナン市で約1兆ドン(約60億9310万円)をかけて建設されたソフトウェアパークが、制度の問題で運用できずに中断した状態になっていることが明らかになった。
このソフトウェアパークは、同市が情報通信技術(ICT)分野の発展を目指して2020年に着工したもので、2023年に完成予定であったが、現在は工事が中断されている。
同プロジェクトは同市ハイチャウ区に位置し、3棟の建物があり、それぞれ20階、8階、8階建てである。このソフトウェアパークは、ICT分野の企業や研究機関にオフィスや研究室を提供することで、同市のデジタル化やイノベーションを促進することを目的としている。
しかし、運用には法的な障害があり、同市情報通信局のレ・ソン・フォン副局長によると、このソフトウェアパークは公共資産であるため、その管理、使用、運営に関する規定が必要となるが、現在はそのような規定が存在しないため、事業者に貸し出すことが不可能であるという。
同市は2022年にこの問題を首相に報告し、特別な制度を設けるよう要請した。2023年3月21日に首相はこの要請を承認したが、具体的な制度を策定するためにはまだ時間を要すると見られている。
このため、このソフトウェアパークは完成してからも長期間放置されており、周辺は草木やごみで覆われており、駐車場や公園などの施設は未完成のままである。
一方で、同市ではICT分野の企業や研究機関からこのソフトウェアパークへの入居希望や支援要望が多数寄せられており、供給と需要のギャップが拡大している。
同市情報通信局は、このソフトウェアパークを早期に運用開始できるように努めており、関係省庁との協議を続けているという。
このソフトウェアパークは、同市のICT分野の発展にとって重要な役割を果たすことが期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。