ベトナムで狂犬病の疑いの夫、妻に噛みつき出血

2023年11月03日(金)13時25分 公開
ベトナムで狂犬病の疑いの夫、妻に噛みつき出血

<写真:baoquangninh.vn>

 

キエンザン省ハティエン市で、狂犬病の疑いがある夫が妻を噛んで出血させるという事件が発生した。

 

夫は自宅の犬に噛まれた後、治療を受けなかったという。

 

事件は11月2日に発生し、被害者のL.H.Lさん(31)は夫のD.L.Pさん(31)に腕と顔を噛まれて出血したとして、同市保健センターで治療を受けた。

 

Lさんによると、Pさんは9月19日に自宅の犬に手を噛まれたが、治療を受けなかった。

 

その後、Pさんはその犬を他人に売ってしまったという。

 

11月1日になって、Pさんは風や水を恐れるようになり、興奮して暴れ、家財を破壊したりした。

 

家族はPさんを同省の総合病院に連れて行ったが、Pさんは医師の診察に協力しなかった。

 

家に戻されたPさんは妻を噛み、駆け付けた警察に抵抗した。

 

同市保健センターの担当者は、Pさんが狂犬病に感染している可能性が高いと判断し、地元の当局に通報したという。

 

当局はPさんを隔離し、関係者に予防接種を受けるように勧め、Lさんは予防接種を受けた。

 

狂犬病は感染した動物の唾液や神経組織に触れることで人に移るウイルス性の病気である。

 

感染すると発熱や頭痛などの初期症状の後、興奮や幻覚、けいれん、麻痺などの神経症状が現れる。

 

症状が出るとほぼ必ず死に至る。

 

狂犬病は予防接種で防ぐことが可能で、動物に噛まれた場合は傷口をよく洗い、可能な限り早く医療機関に行って治療を受けることが重要である。

 

 

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