ベトナムの株式市場、2030年までに250億ドルの投資を誘致

2024年02月29日(木)13時14分 公開
ベトナムの株式市場、2030年までに250億ドルの投資を誘致

<写真:thanhtra.com.vn>

 

ベトナム株式市場はフロンティア市場から新興市場への昇格を目指しており、世界銀行はこの格上げが2030年までに国際投資家から同国市場に新たに250億ドル(約3兆7450億円)の投資をもたらす可能性があると推定している。

 

28日朝、ハノイ市で開催された2024年の証券市場開発任務展開会議において、ファム・ミン・チン首相が議長を務めた。

 

同会議にはレ・ミン・カイ副首相をはじめとし、多くの省庁のリーダー、外交機関、国際機関の代表、銀行、協会、上場企業が参加した。

 

会議では証券市場が格上げされた場合、同国への資金流入が大幅に増加するという意見が出された。

 

これまでに、同首相は証券市場を安定的で安全、健全、透明、効果的、持続可能で、統合されたものにするための多くの決定、電報、指示を出してきた。

 

特に政府のトップの指示により、関連省庁は証券市場を新興市場に格上げするための基準を満たすように、担当分野の問題を迅速に解決する必要がある。

 

会議で省庁のリーダーは、ベトナムの証券市場の格上げを急ぐべきであるとの見解を示した。

 

計画投資省のグエン・ティ・ビック・ゴック副大臣によると、国際投資ファンドや大企業はベトナムの証券市場が格上げされれば、ベトナムへの投資が大幅に増加すると表明しているという。

 

世界銀行のケトゥット・アリアディ・クスマ氏は、この格上げが実現するためには、ベトナムがFTSE RusselとMSCIの両国際指標プロバイダーによって格上げされる必要があると指摘している。

 

さらに、外国投資家の所有制限(FOL)の問題を解決し、大規模な国有企業の株式公開を進める必要があるという。

 

世界銀行はまた、国内投資家基盤の発展が外国投資家からの資金流入とバランスを取り、投資の多様化によって社会保険基金(VSS)の鍵となることを強調した。

 

また、同会議ではFDI企業が証券取引所に上場することを許可することも提案されており、証券市場の品質向上と新たな資金調達源の創出が期待される。

 

 

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