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ホーチミンで増加する男性売春、現行法では取り締まり困難
<写真:dantri-com-vn>
ホーチミン市では男性売春、同性愛者間の売春が広がっており、同市内の一部の静かな通りでは「同性愛者の市場」が公然と開かれているという。
2023年のAIDS、麻薬、売春防止活動の年次報告によると、法律規定が現実に即していないため、売春防止活動の多くが困難に直面している。
特に、同市では男性やトランスジェンダーの売春や同性間の売春が広がっている傾向にあるが、これらを処理するための法的規定がないため、公的機関は対応することが難しい。
男性やトランスジェンダーの売春者の正確な統計はまだないが、男性売春活動は健康ケアサービスやマッサージサービスの形態で何年も前から存在している。
さらに、同市内にはハッテン場と化している静かな通りがいくつか存在し、公的機関が何度も取り締まりを実施しているが、解消には至っていない。
2022年8月にトゥードゥック市警察がアンカイン地区で行った取り締まりでは、17件の事例が発見されたが、行政処理の基準を満たすのは3件だけであり、刑事処理が可能な事例は1つもなかった。
特に、男性売春活動を主催、仲介、かくまう行為を行うサービス施設に対する刑事処理はさらに困難である。
ベトナムの現状では、同性間の売買行為は売春行為とみなされておらず、仲介者やかくまい者を刑事処理することが非常に難しい。
2023年には、男性売春活動もオンラインへと移行し、ソーシャルメディアを使って客を見つけ、売春を結びつけるため、さらに発見が難しくなっている。
また、発見したとしても、仲介者や売春を容認する施設を処罰することは非常に困難である。
同市労働・傷病兵・社会問題局によると、売春に関する現行法が時宜に応じて修正、補完されていないため、男性売春や同性愛者間の売春行為の処理に多くの困難があり、これらの行為を処理することができない。
この状況は地域の安全保障を損なうだけでなく、HIV感染のリスクを非常に高くしているという。
特に同性間の性的関係を持つ男性グループは動的であるため、HIV検査、予防、治療への接続が女性売春者よりも困難である。
このため、同局は2003年の売春防止条例の修正や、売春防止法の新設を提案しており、男性売春や同性愛者間の売春行為を明確にして、仲介者や売春を容認する施設に対する刑事処理の根拠を提供している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。