ベトナムの昆虫食、人によってはアレルギーに注意

2024年04月10日(水)15時14分 公開
ベトナムの昆虫食、人によってはアレルギーに注意

<写真:eva.vn>

 

ビンロン省にある総合病院は最近、ココナッツワームを食べた後に、アレルギー反応を示した女性患者B(33)を受け入れた。

 

Bはココナッツワーム2匹を食べた約3時間後に、腹痛、吐き気、皮膚の発赤、全身のかゆみ、疲労感、呼吸困難、ショック症状に陥った。

 

同病院の医師は迅速にBを診察し、病歴を詳細に調べ、ココナッツワーム摂取によるアレルギーショックの疑いで直ちに治療を開始した。

 

Bには点滴と抗ヒスタミン剤、コルチコイドが投与された。

 

Bの状態は改善したが、蕁麻疹の症状が長時間にわたって続いた。

 

現在、Bの健康状態は良好で、蕁麻疹の症状はなく、数日以内に退院する予定である。

 

医師によると、昆虫由来の食中毒に遭った場合、意識が明確であるならば、自ら嘔吐を誘発して対処することが推奨される。

 

重症で呼吸困難や弱い呼吸の場合は、症状に応じて人工呼吸が必要となり、応急処置後に医療機関へ搬送し、適時に治療を受ける必要がある。

 

ココナッツワームをはじめとする昆虫による食中毒を防ぐため、見知らぬ昆虫の摂取を避けなければならない。

 

アレルギー体質の人は特に注意が必要である。

 

 

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