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鶏肉を食べた後の食中毒が多発、危険な密輸製品に注意

2024年04月10日(水)16時52分 公開
鶏肉を食べた後の食中毒が多発、危険な密輸製品に注意

<写真:tuoitre.vn>

 

現在のベトナムにおける鶏肉市場は供給源が多様で、輸入鶏肉が大半を占めている。しかし、国内での鶏肉消費需要が増加する一方で、食品安全に関する規制は依然として緩いままである。

 

最近は鶏肉を食べた後に食中毒が発生するケースが少なくない。長期にわたる暑い天候が食中毒のリスクをさらに高めている。

 

ベトナムでは様々な種類の鶏肉を簡単に購入可能で、価格が非常に手頃であるため、消費者は購入を躊躇しない。

 

しかし、良質で品質の保証された鶏肉を購入することは、運次第といった状況もあるという。

 

税関総局のデータによると、過去5年間で鶏肉と家禽肉製品の輸入量は年々増加しており、正規の輸入と並行して広範囲にわたる密輸が、ベトナムを家禽製品の超輸入国にしている。

 

ベトナムは世界37の市場から肉と肉製品を輸入しており、韓国やアメリカ、ブラジル、ポーランド、ロシアがベトナムへの鶏肉の主要な輸出国である。

 

経済学者のグエン・ヴィ・スアン氏によると、過去10年間で家禽肉の消費量は年間8.5%増加し、豚肉の消費を上回る速度で増加している。

 

2020年にベトナム人は一人当たり平均約17kgの家禽肉を消費し、2022年には約20kg、2023年には22kgと推定される。

 

平均してベトナム人は毎日674トン以上の輸入鶏肉を消費しているという。

 

ドンナイ畜産協会のグエン・キム・ドアン副会長によると、発展した畜産国と比較してベトナムの畜産製品の輸入規制はまだ厳格ではなく、多くの隙間があり、食品衛生安全の検査作業に不備がある。

 

ベトナムにはサルモネラ菌や大腸菌の基準を輸入肉製品に含める規定がない。アフリカ豚熱や鳥インフルエンザ、水牛の結節性皮膚炎などの危険な疾病の拡散リスクもある。

 

ベトナムは海外で消費されない鶏皮、鶏の首や足といった製品も輸入している。韓国からは非常に安価な廃棄された産卵鶏が大量輸入されており、食品安全に懸念がある。

 

食品衛生安全の緩さに加え、ベトナムの長期にわたる暑い天候は細菌の繁殖と成長に適した環境であり、食品の急速な劣化や感染症を引き起こしてしまう。

 

また、調理や保存の過程で不適切な取り扱いが行われた場合、食中毒のリスクが急激に高まる。

 

鶏肉は脂肪分が少なく、サルモネラ、カンピロバクター、大腸菌といった細菌の侵入が容易であるため、調理や保存の過程で十分な注意が払われなければならない。

 

たとえ調理が十分でも、調理後の保存段階で感染することもある。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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