半導体産業のベトナム人労働者、中韓に大きく劣る

2024年04月18日(木)08時00分 公開
半導体産業のベトナム人労働者、中韓に大きく劣る

<写真:congthuong.vn>

 

バクザン省人民委員会は16日、半導体業界の労働供給に関する初のセミナーを主催し、多数の外資系企業や大学、専門学校が参加した。

 

同セミナーでは、装置の保守管理能力において、ベトナム人技術者のスコアが30点であるのに対し、中国が70点、韓国が90点と大きな差が報告された。

 

ハナマイクロンビナ社のチョン・ウォンソク代表は「ベトナムの労働力は若いが、仕事の基準や競争力は韓国や中国と比較して劣っている」と評価し、半導体産業の拡大に向けては更なる訓練と育成が必要であることを強調した。

 

同社はバクザン省とバクニン省に工場を構え、モバイル端末およびスマートデバイス用の集積回路ボードの製造・加工を専門としている。

 

同社のバクザン工場では、年間1億個の半導体チップを生産しており、従業員数は1600人で、年末までには1900人に増員する予定である。

 

しかし、高技能労働者の割合が依然として低いという。

 

また、同代表は「ベトナム人技術者は装置、修理、プロセス改善の能力が低い。技術力の向上が急務である」と述べている。

 

同社は高いスキルを持つ人材の確保を目指し、地元の大学との協力を進めており、2026年までには訓練プログラムを拡張する計画である。

 

このプログラムにより、学生は実地研修を経て、通常の採用よりも高い給与で雇用される見込みとなっている。

 

バクザン省の関係者によると、半導体は新興産業であり、関連する専門技術を持つ労働者が少ないため、企業と教育機関が連携して実践的な訓練を強化し、市場の需要に応える人材を育成することが求められる。

 

また、同省はこの産業の発展を支援するため、教育基盤の強化や学習支援政策の充実を進める方針を示している。

 

 

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