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元役人が飲み代で予算を散財、16人が有罪判決
<写真:plo.vn>
アンザン省で、16人の元役人が予算の不正利用に関与したとして有罪判決を受けた。この事件は、アンザン省のチョモイ郡において、飲食接待費用を捻出するために約34億ドン(約2067万円)の予算を不正に利用したことが発覚したものである。
7月25日、アンザン省人民裁判所は、元チョモイ郡副主席のグエン・ホン・ビエン氏とヴ・ミン・タオ氏に対して、それぞれ11年の懲役刑を言い渡した。
他にも14人の元役人と7人の関係者が、2年の執行猶予付き懲役から11年の懲役までの刑を受けた。彼らは職務怠慢や不正な請求書取引の罪で起訴された。
裁判所は、これらの行為が社会に対する重大な危害を与えたとし、特に故人である元チョモイ郡人民委員会主席のゴ・ホン・ヒエウ氏が中心的な役割を果たしていたと指摘した。
ヒエウ氏は、その職権を利用して不正に予算を引き出し、地区に還流させていたという。タオ氏、ビエン氏、そして他の関係者たちは、ヒエウ氏の指示に従い、不正行為を積極的に支援した。
しかしながら、裁判所は被告たちが自白し、損害額の大部分を弁済したことや、過去の功績を考慮し、罪状には幾分の情状酌量が認められた。
判決によると、2018年末、チョモイ郡人民委員会は地元の飲み屋に対し5億7500万ドン(約349万6000円)の債務を負っていた。
また、財務計画部には13億ドン(約790万4000円)の未払いがあり、これらは過去の接待費用として積み重ねられたものであった。
これを解消するため、ヒエウ氏はグエン・ホン・ビエン氏、ヴ・ミン・タオ氏、グエン・ヴァン・ヴェン氏(人民議会・人民委員会事務局長)および2人の副事務局長とともに会議を開き、不正な予算計上を指示した。
具体的には、ホアビン、ホアアン、ホイアン、タンミーの各村が選ばれ、それぞれ3億ドン〜5億ドン(約182万〜304万円)を捻出することが要求された。
これにより、計13件の工事が不正に計上され、さらに5件の工事からは不正に資金が引き出された。これらの行為により、総額34億ドン(約2067万円)の損失が生じた。
この金額は、接待費用やテトの贈り物、見舞い金などに使用されたとされている。
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