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未訓練労働者は約3800万人、目標との大きな乖離
<写真:tuoitre.vn>
9月28日にゲアン省ビン市で開催された「2024年青年向け就職フェア」での発表によると、ベトナムにおける未熟練労働者は依然として約3800万人に上る。
同イベントはホーチミン共産青年団中央委員会が国際移住機関(IOM)およびゲアン省青年団と共催したもので、「2023~2025年期間における青年のスキル向上と就職機会の促進を通じた安全な国際的統合能力の強化」というプロジェクトの一環として行われた。
職業教育総局のデータによれば、ベトナム国内には3780万人の職業訓練を受けていない労働者が存在する。
政府は2030年までに職業資格や証明書を有する訓練済み労働者の割合を35~40%に引き上げることを目標としているが、現状はこの達成に向けて大きな課題が残されている。
多くの産業分野で技能評価や認定証の発行に必要な基準やシステムが未整備である。
ゲアン省はベトナム国内で最大の面積を持ち、人口規模では第4位であり、総人口は340万人を超える。
同省の労働人口は220万人以上で、総人口の65%を占めるが、青少年の雇用安定率は約60%にとどまっている。
同省青年団の書記であり、ベトナム青年連合会ゲアン省支部の会長を務めるグエン・ティ・フォン・トゥイ氏によれば、毎年約6~7万人の労働者が就職を希望しているという。
また、ゲアン省は人口ボーナスの時期にあり、若年層の豊富な労働力を経済発展の強みとして活用可能な状況にある。
しかし、トゥイ氏は、同省が依然として経済的に困難な地域であり、未熟練労働者が全体の80%近くを占めているため、高度な労働市場への参入が難しいと指摘する。
同省は現在、工業化を推進しており、労働者の専門技術の向上が急務である。
これまで、ゲアン省青年団は就職フェアやキャリアカウンセリングのイベントを積極的に展開し、約20万人の青年が参加している。
その結果、1万80人の若者が国内外で就職する機会を得ている。
トゥイ氏は「技能は労働市場での競争力を高める鍵となる要素であり、青年にスキルと機会を提供することで、持続可能な未来に貢献可能である」と強調した。
2024年の青年向け就職フェアでは、30のブースで企業が採用活動を行い、大学や短期大学卒業者向けの500以上の職種、および一般労働者向けの2500以上の職種が提供された。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。