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ベトナム不動産業界のFDI、9ヶ月で約44億ドルを誘致
<写真:laodong.vn>
ベトナム計画投資省外国投資庁(FIA)によると、2024年1月以降の9か月間で、不動産業界が海外直接投資(FDI)誘致において第2位にランクインした。
同期間中の累計FDI登録額は約247億8000万ドル(約3兆6635億2980万円)で、前年同期比で11.6%増加している。
FDIの分野別誘致状況では、製造業が約156億ドル(約2兆3082億9200万円)を獲得し、全体の約63%を占めて依然としてトップに立った。
不動産分野はそれに次いで約44億ドル(約6504億800万円)を記録し、全体の17.7%を占めた。これは前年同期と比較して2.2倍の急増であり、注目される結果である。
特に9月のFDI流入額は単月として2024年最大の約43億ドル(約6355億2600万円)に達した。
不動産市場の専門家によれば、ベトナムは安定した政治・経済環境や競争力のある労働コストを背景に、外資の投資先として高い関心を集めている。
特にサービスアパートや工業用不動産といった分野で顕著な成長が見られる。
市場調査会社Savillsの調査によると、国際的な投資家がベトナム市場に注目する背景には魅力的な利益率があり、これが投資決定の重要な要因である。
地域別では、北部のバクニン省やクアンニン省、南部のホーチミン市、ビンズオン省、ドンナイ省をはじめ、ハノイ市、ハイフォン市などが主要なFDI集中地域となっており、新規プロジェクト数の約80%とFDI資金の約73%を占めている。
これらの地域はインフラの整備や労働力の安定性、行政手続きの改善、投資誘致の促進において優位性を持っている。
ベトナムは世界経済の変動が続く中、新興国としての魅力を高めており、今後も外国からの投資が拡大する見通しである。
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