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ベトナム国営電力が巨額の損失、要因は発電部門のコスト増

2024年10月11日(昨日)07時00分 公開
ベトナム国営電力が巨額の損失、要因は発電部門のコスト増

<写真:tuoitre-vn>

 

商工省が2023年におけるベトナム電力総公社(EVN)の電力事業費用に関する検査結果を公表し、約22兆ドン(約1324億4000万円)の損失が発生したことが明らかになった。

 

同検査は商工省を含む複数の関連省庁、ベトナム電力協会、ベトナム消費者保護協会、ベトナム商工会議所(VCCI)などの代表によって実施された。

 

2023年の電力事業における総コストは528兆6042億ドン(約3兆1821億9728万円)で、前年比で7.16%増加した。

 

この結果、電力の生産コストは1kWhあたり2088.90ドン(約12円57銭)となり、前年比で2.79%上昇している。

 

また、EVNおよびその関連企業の設備や資材の売却収入などが反映され、最終的な損失額が算出された。

 

2023年の電力事業で発生した損失額は主に発電部門に起因している。

 

発電コストは441兆3563億ドン(約2兆6569億6492万円)に達し、前年比で約29兆1128億ドン(約1755億8125万円)増加した。

 

加えて、送電や配電、小売部門のコストも増加しており、配電・小売のコストは66兆7731億ドン(約4018億3806万円)に上る。

 

EVNの2023年の電力販売収入は494兆3593億ドン(約2兆9750億2498万円)で、前年比で8.18%の増加を記録したが、依然として営業損失は34兆2449億ドン(約2061億1830万円)に達している。

 

さらに、2023年のEVNの事業には、約18兆320億ドン(約1085億4304万円)の未計上の為替差損も存在する。

 

この額は主に2019年から2023年にかけての電力購入契約に関連する為替差損であり、今後の財務状況にも影響を与える見込みである。

 

このように電力コストの増加と為替差損が相まって、EVNは大規模な損失を抱えており、経営の健全化に向けた対策が急務となっている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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