おすすめのプロモーション
Loading...
Loading...
Loading...

ベンタイン市場前の大規模プロジェクト、ハノイの不動産会社に譲渡

2024年10月22日(本日)07時00分 公開
ベンタイン市場前の大規模プロジェクト、ハノイの不動産会社に譲渡

<写真:nld.com.vn>

 

ホーチミン市のシンボル的な不動産プロジェクト「One Central HCM」が、ビテクスコ・グループからハノイ市の大手不動産企業であるPhuong Dong不動産に譲渡された。

 

One Central HCMは、ホーチミン市1区のベンタイン市場の正面に位置する敷地面積8600㎡の複合開発プロジェクトであり、46階と57階の2つのタワーで構成される超高層ビルである。

 

譲渡に伴い、ビテクスコは同プロジェクトの開発企業であるサイゴングローリー社の全株式をPhuong Dong不動産に売却した。

 

さらに、Phuong Dong不動産は7兆ドン(415億8000万円)の資本金を3人の個人に分けて出資しており、その内訳はチャン・タイン・トゥー氏が2兆1000億ドン(約124億4250万円)、チャン・ティ・ミン・ヒエウ氏が2兆8000億ドン(約165億9000万円)、グエン・ドゥック・アイン氏が2兆1000億ドン(約124億4250万円)となっている。

 

また、プロジェクトの経営陣にも変更があり、サイゴングローリー社の新しい会長にはチャン・タイン・トゥー氏が就任し、最高経営責任者(CEO)にはグエン・ヴー・ハイ氏が任命された。

 

これにより、旧経営陣のヴー・クアン・バオ氏とチン・クアン・コン氏は退任した。

 

ビテクスコは、この譲渡が債権者の承認を受けた上で行われたと説明しており、新たな所有者であるPhuong Dong不動産がプロジェクトに関連する債務の支払いを引き継ぐことが確約されている。

 

また、Phuong Dong不動産はベトナム技術商業銀行(Tecombank)に資産を担保として提供し、債務履行を保証している。

 

One Central HCMはホーチミン市の一等地に位置し、著名なデベロッパーであるMasteriseグループがプロジェクトの開発を手掛け、施工はNewteconsが担当する。

 

しかし、同プロジェクトを巡る資金調達には、ビテクスコが約7年前にヴァン・ティン・ファットグループのチュオン・ミー・ラン氏から7兆ドン(415億8000万円)を借り入れた経緯があり、現在この資金の返済を巡って法的問題が浮上している。

 

サイゴングローリー社は9月に発行していた社債の元本4480億ドン(約26億5440万円)を返済しており、2024年の累計返済額は1兆3410億ドン(約79億4842万円)に達した。

 

依然として、同社は8兆7000億ドン(約515億4750万円)の社債残高を抱えているが、今回の譲渡によりプロジェクトの今後の進展が注目されている。

 

 

[© poste-vn.com 2012-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


行きたいお店を見つける
Loading...
Loading...
Loading...
ホーム ニュース 生活情報 お店探し 掲示板