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シンガポール不動産大手、ハノイで10兆ドン超のプロジェクト

2024年08月16日(金)07時00分 公開
シンガポール不動産大手、ハノイで10兆ドン超のプロジェクト

<写真:viettimes.vn>

 

シンガポールを拠点とする不動産大手CapitaLandの開発部門であるCapitaLand Development (CLD) は、ハノイ市東部にあるOcean Cityで、総額約10兆8000億ドン(約632億8800万円)を投じて2000戸以上の分譲マンションプロジェクト「The Senique Hanoi」を今四半期に着工すると発表した。

 

このプロジェクトは約2.1haの敷地に建設され、2027年に完成予定である。37階建ての3棟のタワーから構成され、2段階に分けて計2150戸の住宅が提供される。間取りは1LDK(42㎡)から4LDK(186㎡)までの多様な選択肢があり、デュプレックスやペントハウスも含まれる。

 

特に、このプロジェクトは高齢者向けの安全設計を施した浴室を備えた、ハノイ市東部初の物件となる。

 

今回のプロジェクトには、CLDに加えて日本の三菱地所および野村不動産が共同で参加する。CLDは2024年に入り、ベトナム国内で相次いで大規模プロジェクトを発表し、その活動を加速させている。

 

ハノイ市での今回のプロジェクトは、シンガポールのデベロッパーにとって5つ目の大規模開発であり、2024年初めにはハノイ市西部で約5.6haの敷地に4000戸の高級マンションプロジェクトも着工している。さらに、同社は9月にタイ湖付近で進行中の「Heritage West Lake」プロジェクトで170戸以上の高級マンションの引き渡しを予定している。

 

ハノイ市以外では、ビンズオン省の新都市区であるビンズオン新市街において、CLDはシカモアプロジェクト内の「The Orchard」区画を2024年初めに着工した。総面積18.9haに及ぶシカモアプロジェクトは、CLDにとってベトナム国内で最大規模の住宅開発プロジェクトである。

 

これに先立ち、2023年3月には、CLDがベトナムの大手不動産企業から15億ドル(約2209億5000万円)相当の資産を買収するための交渉を行っていると報じられており、今後の動向にも注目が集まっている。

 

CapitaLandは世界的な不動産グループであり、投資管理と不動産開発の2つの主要事業を独立して展開している。開発部門であるCLDは、多様な不動産開発を手掛けており、商業施設やオフィスビル、住宅、工業団地、データセンターなど幅広い分野での開発力を誇っている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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