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危険なスマホながら運転、不注意による事故が増加
<写真:tuoitre.vn>
ホーチミン市の各道路では、多くの人が運転中にスマートフォンを操作している光景が日常的に見られる。
特にバイクでの信号待ち中にスマートフォンを使用し、そのまま運転しながら利用を続けるケースが多発しており、周囲の通行者に緊張感を与えている。
ホーチミン市ビンタイン区在住のグエン氏は、こうした無謀な行為が交通の流れを妨げるばかりか、重大な事故を引き起こすリスクがあると懸念している。
実際に運転者の不注意に起因する交通事故が増加しており、ホーチミン市公安交通警察部の統計では、運転中のスマートフォン操作が大きな要因となっているとされる。
スマートフォンやタブレットを運転中に使用すると、視覚・判断力や反射速度が大幅に低下することが報告されている。
特にバイクの場合、片手運転による車両操作の低下が顕著であり、緊急時に両手でブレーキをかけることが不可能である。
また、急ブレーキが原因で車輪が滑り、転倒や追突事故に繋がる危険性が高まる。
さらに、スマートフォンを直接手に持たずにスピーカーやイヤホンで通話・音楽を聴いている場合でも、運転者の集中力が分散され、周囲の車両からの警告音を聞き逃す可能性がある。
特に車内スピーカーやイヤホンの音量が大きい場合、注意力がより一層低下し、事故のリスクが増大する。
こうした背景から、ホーチミン市公安は、運転中のスマートフォン操作に対する罰則強化を検討している。
現在の罰金額は自転車・電動自転車が8万~10万ドン(約480〜600円)、バイク・電動バイクが80万~100万ドン(約4798〜5998円)、自動車が200万~300万ドン(約1万1996〜1万7994円)となっている。
加えて、違反者には1~3か月の運転免許停止措置が課され、事故を引き起こした場合は2~4か月の免許停止が適用される。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。