おすすめのプロモーション
Loading...
Loading...
Loading...

UAEの石油製品、ベトナムに備蓄拠点設立を検討

2024年10月31日(木)07時00分 公開
UAEの石油製品、ベトナムに備蓄拠点設立を検討

<写真:baochinhphu.vn>

 

アラブ首長国連邦(UAE)は、ベトナムにおける石油製品の輸送および備蓄拠点の設立を検討している。

 

現地時間29日、ベトナムのファム・ミン・チン首相がアブダビでUAEのスルタン・ビン・アーメッド・アル・ジャベール産業・先端技術相(アブダビ国営石油会社CEO)と会談し、両国間の経済協力やエネルギー分野での連携について協議した。

 

アル・ジャベール産業相は、先日締結されたベトナムとUAE間の包括的経済連携協定(CEPA)を通じて、特に再生可能エネルギー分野における協力関係を一層強化する意向を示した。

 

具体的には、ベトナムにおける原油および石油精製製品の輸送・備蓄拠点の設置、また風力や太陽光エネルギーなどの再生可能エネルギーの開発支援を含むプロジェクトを推進したいと述べた。

 

これに対し、ファム・ミン・チン首相は、ベトナムが今後石油の採掘・精製・販売の分野でさらなる発展の余地があることを指摘し、UAEの石油企業が具体的なプロジェクトを通じて協力を拡大するように要請した。

 

ベトナムでは現在、国内向けと輸出市場の両方を視野に入れたエネルギーインフラの強化が課題となっている。

 

さらに、デジタル技術や人工知能(AI)分野においても連携が進展することが期待されている。

 

チン首相は、ベトナムが科学技術やイノベーション主導の成長を推進しており、AI、クラウドコンピューティング、IoTといった分野の企業が急成長している点を強調した。

 

今後、UAEの企業と共同でベトナムの半導体産業における技術者育成にも注力する意向を示した。

 

UAEは中東の主要な経済・商業拠点であり、石油輸出国機構(OPEC)加盟国の中で第4位の産油国である。

 

アブダビ国営石油会社(ADNOC)はUAEの石油エネルギー部門を主導する企業で、今後5年間で1500億ドル(約22兆9920億円)の投資を予定している。

 

アジア市場を有望視しているADNOCは、ベトナムを重要な投資先と位置付け、持続可能な航空燃料やクリーンエネルギー、化学製品分野での進出も目指している。

 

 

[© poste-vn.com 2012-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


行きたいお店を見つける
Loading...
Loading...
Loading...
ホーム ニュース 生活情報 お店探し 掲示板