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仕事の低迷と離婚の危機、大麻入り電子タバコで精神障害に
<写真:afamily.vn>
電子タバコに含まれる大麻成分の使用が原因で精神障害を患った男性グエン(26)が、ハノイ市のバクマイ病院付属精神健康研究所に入院した。
同病院によると、グエンは仕事の低迷と離婚の危機に直面しており、依存がその主因とされている。
グエンはオフィスワーカーとして働いていたが、5か月前に妻と口論となり、妻が実家に戻って離婚を申し立てた。
その後、グエンは孤独感と絶望に陥り、仕事に集中することが不可能となって生活全般が悪化した。
特に不眠や食欲不振が顕著で、グエンはわずか3~4時間の浅い眠りしか取れなかったという。
グエンは状況を打開するため、電子タバコの液体に大麻を混ぜたものを吸引するようになった。
これにより、夜間はタバコを吸い続け、朝方に眠りにつく生活が習慣化した。結果として仕事を放棄する事態に陥った。
問題を発見した家族がグエンを治療施設に連れて行き、診断の結果、電子タバコと大麻の併用による「精神行動障害」と診断された。
グエンは高校時代からタバコを隠れて使用し、大学時代には電子タバコを使用していたことが判明している。
精神健康研究所の専門家によると、入院後の4日間でグエンの気分は改善し、治療への協力姿勢が見られるようになった。
心理療法や薬物治療に加え、家族へのカウンセリングも実施されている。
同病院の医師であるグエン・タイン・ロン氏は、電子タバコに大麻を混ぜる行為が依存症や妄想症状を引き起こし、身体的・精神的健康に深刻な悪影響を及ぼすと警告する。
また、使用頻度の増加により、神経症や攻撃性の高まりなどの問題が悪化する傾向があるという。
一方、同病院のブー・ヴァン・ホアイ医師は、電子タバコの使用が若者の間で急速に増加している現状に懸念を示した。
ニコチン含有液体の過剰摂取は中毒症状や健康被害を引き起こし、死亡に至る可能性もある。
また、電子タバコ使用者は大麻使用に移行する可能性が3.5倍高いという研究結果もあるという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。