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ベトナム人旅行者、年末にタイなどでブランド品セールを狙う
<写真:datviettour.com.vn>
年末のブラックフライデーに合わせ、タイやシンガポールなどでブランド品を購入するため海外旅行を選ぶベトナム人観光客が増加している。
ホーチミン市在住のグエンさんは、バンコクでの買い物を目的に計2500万ドン(約15万1660円)を消費したが、例年と比較してセールの活気が感じられないと語る。
グエンさんは過去10年間、毎年ブラックフライデーの時期にタイを訪れ、セールを享楽してきた。
2024年は11月24日から28日までバンコクに滞在し、市内の市場やショッピングモールで買い物に集中した。
航空券はツアー会社のキャンセル分を350万ドン(約2万1166円)で取得し、中心地のホテルに1泊120万ドン(約7239円)で宿泊した。
ベトナムの旅行会社によると、ブラックフライデーに合わせた海外ショッピングツアーは年々人気が高まっている。
2024年にベトナムツアー社は、タイ、シンガポール、マレーシアを訪れる11のツアーを企画し、各ツアーには20~30人が参加した。
特にショッピングに重点を置いたカスタマイズツアーも好評で、参加者数は前年同期比で約20%増であるという。
一方、近年の電子商取引の発展が、観光と買い物を組み合わせた従来型ツアーの需要に影響を与えている。
べトラックスツアー社のマーケティングディレクターであるチャン・ティ・バオ・トゥー氏によれば、数年前は多くの人が海外のセールイベントを目的に旅行していたが、現在はオンラインショッピングの利便性が向上し、現地で商品を確認した後にオンラインで購入する傾向が強まっている。
グエンさんもバンコクで4~5つの主要ショッピングモールを訪れたが、期待したような値下げ商品を見つけられず、「ベトナム国内でのセールを見送り、タイのセールに期待していたが、例年ほどの大幅割引は少なかった」と感想を語った。
年末の海外旅行は引き続き人気を集めているが、セール体験が必ずしも期待通りになるとは限らない。
旅行会社は、観光と買い物を組み合わせた柔軟なツアーの提供を進める一方で、消費者行動の変化に対応する必要があると指摘している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。