おすすめのプロモーション
25年のGDP成長率目標、8%達成の計画を発表
<写真:tapchicongthuong.vn>
ファム・ミン・チン首相は12月1日に開催された全国会議において、2025年におけるGDP成長率8%達成を目標とする計画を発表した。ベトナム政府は安定したマクロ経済を基盤とし、持続可能な発展と高い競争力を備えた経済構築を目指すとしている。
2024年のGDP成長率は7%以上となる見込みで、15の主要目標全てで達成または上回る見通しである。
特にインフレ率は4%以下に抑制され、経済の安定性が保たれている。
輸出面では米の輸出量が11カ月で850万トン、輸出額は53億ドル(約7953億1800万円)に達し、前年比でそれぞれ10.6%および22.4%増加した。また、国家ブランド価値も世界193カ国中32位となる5070億ドル(約76兆804億2000万円)へと向上した。
さらに、2024年の輸出入総額は8077億ドル(約121兆2034億6200万円)に達し、過去最高を記録している。FDI(海外直接投資)も11カ月で310億ドル(約4兆6518億6000万円)を誘致し、実現額は204億ドル(約3兆8978億円)と過去数年間で最高水準に達した。
一方で、公共投資や重要インフラプロジェクトが進展し、ベトナム国内での物流改善や国際的な貿易促進を後押ししている。長距離高速道路の総延長は2021kmに達し、主要な電力およびエネルギープロジェクトも進行中である。
チン首相は2025年を「加速と飛躍の年」と位置づけ、GDP成長率8%を目標に掲げるとともに主要目標を強調した。
ベトナムは成長と安定の両立として、経済成長を促進しつつ、マクロ経済の安定とインフレの抑制、主要経済バランスの確保を維持する。インフラの整備として、国家規模の重要プロジェクトに投資を集中し、3000kmの高速道路整備やロンタイン国際空港建設を推進する。
社会福祉の向上として、貧困率を1.93%以下に削減し、生活水準の向上を目指す。持続可能な資源活用として、国有企業、民間企業の資源を最大限に活用し、国内外からの投資を誘致する。環境への配慮として、気候変動への対応力を強化し、持続可能なエネルギー政策を推進する。
また、チン首相は2025年に向けた8つの主要施策として、法制度の整備と行政改革、経済の成長促進とインフレ抑制、社会的資源の最大活用、戦略的インフラプロジェクトの推進、電力供給の安定確保、汚職防止とリソースの効率的運用、文化振興と社会福祉の充実、国家の主権と領土の保全・国際協力の強化を挙げている。
ベトナム政府はこれらの取り組みを通じて、2021年から2030年の国家戦略における基盤を固め、国際社会におけるベトナムの地位向上を目指す方針である。
政府は引き続き「安定と成長」を両立させる方針を掲げ、国内外からの投資誘致と企業活動の支援を重視する予定であり、持続可能で強靭な経済基盤を築き、国民の生活向上を実現することが期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。