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Tinderによるバーチャル越境デート、ホーチミンで初開催
<写真:tuoitre.vn>
ホーチミン市在住の若者や外国人を中心に、新しい「瞬間移動デート」体験が話題となっている。
タイのバンコクとホーチミン市を直接結ぶこの試みは、オンラインデートアプリ「Tinder」によって開催され、12月6日から8日までホーチミン市のランドマーク81で行われた。
Tinderによれば、バンコクとホーチミン市は、世界で初めて「都市間の瞬間移動デート」を試験的に展開する拠点として選ばれた。
参加者は各都市に設置された特別な空間で、互いの姿をスクリーン越しに見ながら直接会話を楽しむことが可能である。
2023年に実施されたTinderの調査によると、ベトナムのZ世代の間では「旅行」がプロフィールに最も記載される趣味となっている。
また、2024年7月にOne Pollがベトナムの18~26歳の若者1000人を対象に実施した調査では、79%が「旅行先の地元の人々と交流すること」に関心を示した。
これらのデータは若者たちが新しい人間関係を築き、地元文化を探索することに高い興味を持っていることを示している。
Tinderのアジア太平洋地域担当者は「アジアの若者たちは新しい接続方法を模索しており、67%が国境を越えた関係を築くことに前向きである」と述べ、今回のイベントはそのニーズに応える試みであると説明した。
イベントに参加した韓国人留学生のソルさん(24)は、「瞬間移動デート」体験の初参加者の1人である。
ソルさんは「まだ理想の相手には出会えていないが、バンコクの見知らぬ人と話すのはとても楽しく、特別な体験であった」と語った。
また、ズオンさん(24)はバンコク在住の若い女性と英語で会話を楽しみ、「家でスマホを使って1人でスワイプするのとは全く違う感覚。周囲の視線を感じながら話すのは少し緊張した」と笑顔を見せた。
同じく参加者のハーさん(25)は「普段からTinderを利用しているが、直接人と話すのは初めての経験で、とても新鮮であった」とイベントの印象を語った。
Tinderの「Passport」機能を現実空間に持ち込み、アジアの2つの活気ある都市をつないだこの試みは、国境を越えた新しい出会いの形を示している。
瞬間移動デートのようなユニークな体験が、今後さらに多くの都市に広がる可能性が期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。