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ベトナム人若者の恋愛動向、マッチングイベントが急増
<写真:doanhnhanviet.org>
近年、ベトナムの若者たちは恋愛や新しい関係を求める際にますます創造的でオープンになっている。
その中でも特に注目を集めているのが、カフェやパブで開催されるペアリングイベントを通じた見知らぬ人とのデートである。
これは単に社会的ネットワークを広げるだけではなく、興味深くユニークな体験を提供している。
ハノイ市在住の女性、トゥーさん(24)は家族によるお見合いは嫌いであるが、見知らぬ人とのデートイベントに参加することには心を開いたという。
ペアリングイベントが開催され、トゥーさんは19時ちょうどに会場であるカフェを訪れた。トゥーさんがカフェに入ると店員からアイマスクを渡され、見知らぬ男性と向かい合って座った。
2人は15分間、性格や理想の相手について話し合い、トゥーさんはさらに相手を知ることに同意して朝2時まで話を続けた。満足しなければ別の男性に交換する権利もあった。
トゥーさんはイベントへの参加について「内向的で友達も少なく、デートアプリも信じていないので、イベントスタッフにボーイフレンドを探してもらおうと考えた」と語る。
ハノイ市在住の男性、ミンさん(26)は、ドンダー区のパブで開催されたペアリングイベントに参加した。
ミンさんは仕事の性質上、女性との接触が少なく、同じ会社の人と恋愛するのが苦手で、3年間独り身であった。
パブでのイベントは、お互いの個人情報を事前に知らされることはなく、選ばれたペアは一緒に簡単なゲームをし、自己紹介をする。
ミンさんは数杯のドリンクを飲むうちに緊張がほぐれ、自信を持って見知らぬ女性と話すことができたという。3時間の会話の後、ミンさんは女性の連絡先を手に入れた。
調査によると、2023年末の2か月間で、ハノイ市とホーチミン市でカフェやパブが見知らぬ人とのデートイベントを主催することが急増し、数十の施設が存在している。
参加希望者は個人情報を主催者に送り、適切なデート相手を見つけてもらうのである。
ハノイ市のパブでイベントを開催するガーさんによると、月2回のイベント開催を行っているが、参加定員は開催発表後5~10分で満員になるという。
あるパブの広報担当者によれば、ハノイ市でのブラインドデートイベントには20~24歳の参加者が80%を占め、そのうち女性の数は男性の2倍である。
心理学者のダオ・レ・タム・アン氏によると、この形式は新しくはないが、適切なデート相手を求める若者の増大するニーズを反映している。
この形式はデートアプリと類似しており、個人の特性に基づいてペアリングを提案するが、ブラインドデートは直接会って交流することで信頼を築ける点が異なる。
ただし、初デートに過度な期待を抱かないように注意が必要である。この出会いは単に社会的ネットワークの外で新しい人と会う機会に過ぎない。
アン氏によると、過度の期待は自身と相手にプレッシャーを与えてしまうため、心を開き、共有することが重要である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。