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ホーチミンで42kg超の麻薬を押収、事件関与の3人を逮捕
<写真:laodongthudo.vn>
ホーチミン市警察は麻薬の売買および輸送に関与した容疑で3人を逮捕し、合成麻薬42.09kgを押収したことを発表した。
今回の捜査では麻薬密売組織の一端を摘発し、全容解明に向けた調査が続けられている。
ホーチミン市警察は10日、タイビン省出身のグエン・ティ・トゥ・チャン(38)を現行犯で逮捕した。
チャン容疑者は学生用バッグや発泡スチロール箱に麻薬を隠し、バイクを用いて輸送していた。
逮捕時には約2.002kgのケタミンや覚醒剤などの麻薬が押収され、その後の家宅捜索でさらに15.919kgの合成麻薬が見つかった。
チャン容疑者は詳細不明の人物から報酬500万ドン(約3万300円)を受け取り、麻薬を保管・小分けして顧客に届ける役割を担っていたと供述している。
警察は供述に基づき、6区出身のヴォー・トゥ・ヒエン容疑者(23)を特定し、緊急逮捕した。
ヒエン容疑者の住居からは22.079kgのケタミンやヘロインが押収された。
ヒエン容疑者はカンボジア在住の中国籍人物バオ・ベーの指示を受け、SNSアプリTelegramを使って小分けした麻薬を販売していたと供述した。
また、10日にはサンライズシティビューマンションでチャン容疑者に黒いスーツケースとバッグに入った麻薬を引き渡していたことが判明している。
さらに警察は、チャン容疑者の携帯電話や銀行口座の情報をもとに配送先を追跡し、ビンディン省出身のチャン・ドゥク・シン容疑者(27)を逮捕した。
シン容疑者が受け取った発泡スチロール箱には、覚醒剤やエクスタシー計2.09kgが隠されていた。
警察はこれらの証拠をもとに、3人を麻薬の売買・輸送に関する罪で起訴し、15日付で勾留を決定した。
警察は現在も、密売組織の全容解明や主犯格とされるバオ・ベーの追跡を進めている。
また、SNSアプリや物流ネットワークが犯罪に利用された経緯を詳しく調査し、密売ルートの遮断に努めている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。