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偽造品が氾濫するShopee、出版社が法的措置の意向
<写真:daibieunhandan.vn>
ベトナムの出版会社であるファーストニュース社は、電子商取引プラットフォームのShopeeで偽造書籍および海賊版書籍が販売されている問題について、法的措置を取る意向を示した。
同社のディレクターであるグエン・ヴァン・フオック氏は、7日に地元メディアのインタビューで「Shopee上で我々の著作権を侵害する32冊の偽造書籍を確認した。これらに関する証拠をすでに収集しており、法廷で徹底的に争うつもりである」と述べた。
同社によると、同社および他の出版社が所有する正規書籍の偽造品がShopeeを通じて長年販売されており、同社は法律専門家と協力しながら証拠収集を進め、提訴の準備を進めている。
今回問題となっている偽造書籍には「Courage the joy of living dangerously」や「Differentiate Or Die」など、同社が版権を有するベストセラー作品が含まれる。
フオック氏は「Shopeeは違法書籍の販売を許容するプラットフォームとしての責任を負うべきである」と主張している。
また、偽造書籍が正規価格の半額以下で販売されている現状は、出版業界全体に深刻な悪影響を与えていると警鐘を鳴らした。
同様の問題は書籍業界に限らず、ファッション業界でも顕著である。多くのブランドが公式店舗を開設した直後から模倣品が市場に出回り、低価格で販売される現象に直面している。
ある国内ファッションブランドの代表は「模倣品が公式商品と見分けがつかないほど精巧に作られ、顧客との信頼関係に悪影響を及ぼしている」と訴えた。
Shopee Vietnamの代表者は地元メディアの取材に対して「プラットフォームとしての公正性とユーザー間の利益のバランスを重視している」と述べたが、具体的な対策については明言しなかった。
一方、ベトナム電子商取引協会(VECOM)はブランド側に対し、知的財産権の登録や製品の追跡可能性を確保する努力を求めている。
政府機関である市場管理総局の統計によれば、電子商取引に関連する違法行為は前年比260%以上増加しており、2024年には約3100件の摘発が報告された。
市場管理総局は2025年も電子商取引における偽造品の取り締まりを強化する方針である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。