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赤信号時の右折禁止は渋滞の原因、ホーチミンが見直しを検討
<写真:vietnam.vn>
ホーチミン市では交通渋滞の原因となっている赤信号時の右折禁止について、交通標識の見直しや補助標識の設置を検討する方針である。
この取り組みは住民の安全意識向上を目的とした新規定適用後の交通状況を改善することを目指している。
一部の交差点では右折禁止が渋滞を悪化させているとの指摘も多く、市民から見直しを求める声が上がっている。
交通管理当局はこれらの問題を解消するため、交差点ごとの状況を精査し、具体的な改善策を提案する意向を示した。
地元メディアの報道によれば、1月7日にホーチミン市中心部の主要交差点を視察した結果、いくつかの交差点で深刻な渋滞が確認された。
ハイバーチュン通りとグエンディンチエウ通りの交差点では、信号が赤になるたびに車両が停止し、右折を控える光景が見られた。
しかし、これにより複数回の信号待ちが発生し、車両が円滑に通行できない状況が続いていた。
渋滞の原因となる右折禁止規制に対して、市民からは規制緩和を求める意見が寄せられている。
地元住民によると、ハイバーチュン通りの交差点では右折が禁止されているため、車両が行き場を失い渋滞が長引いている。
このような状況はディエンビエンフー通りやホアンバントゥ通りといった他の主要道路でも確認されているという。
地元住民は交通管理当局に対し、適切な安全基準を満たしたうえで赤信号時の右折を許可するように求めている。
また、適切な交通整理が行われれば、交通流動性が向上し、渋滞の緩和につながると提案した。
ホーチミン市交通運輸局傘下の道路インフラ管理センターの代表者は、市民からの懸念を把握していると明言している。
道路インフラ管理センターでは現在、市内全域の交差点における交通状況や標識設置状況を精査しており、その結果に基づいて補助標識の設置や右折許可の可否を提案する方針である。
道路インフラ管理センターは「交通の円滑化と住民の利便性向上を目的に、今後も現状を注視しながら改善策を講じる」と述べており、渋滞問題の解決に向けた具体策が示されることが期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。