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25年版・世界のベストシティ50、ハノイが第21位に選出
＜写真：thitruongvietnam.vn＞
ベトナムの首都であるハノイ市が、2025年に訪れるべき「世界のベストシティ50」のランキングで第21位に選ばれた。
このランキングは国際的な旅行雑誌「タイムアウト」によって1月15日に発表されたものである。
タイムアウト誌によれば、2025年版ランキングでは「手頃な生活費、自然との調和、居住地としての魅力」が評価基準として挙げられている。
さらに、文化やグルメ、地域社会への愛着などの要素も重視されているという。
ハノイ市は「ベトナムの文化的な揺りかご」と称され、千年の歴史が育んだ詩人や芸術家、思想家たちが街の魅力を形作ってきた。
旧市街を歩けば炭火焼きの香りや鍋から立ち昇るフォーの湯気に包まれ、訪れる人々の感覚を刺激する。
歴史的なホアンキエム湖を中心に広がる街には壮麗なオペラハウスや教会建築が点在し、隠れ家的なカフェや屋上店舗が独特の雰囲気を演出している。
また、四季が明確な気候は東南アジア特有の雨季と乾季だけの気候とは異なり、観光客に新鮮な体験を提供する。
ハノイ市は美食の街としても知られ、2023年には「Tầm Vị」「Hibana by Koki」「Gia」の3店舗がベトナム初のミシュラン星を獲得した。
さらに、2024年には「Halflington」が同国初の「世界のベストバー50」に選ばれた。
こうした国際的な評価は、ハノイ市が高級グルメの中心地として注目されていることを示している。
また、2025年にはベトナム統一50周年を迎え、ハノイ市では多くの記念行事やフェスティバルが予定されている。
ハノイ市は地域社会の結束力が強い街としても評価されており、住民の満足度が非常に高いという。
タイムアウト誌の調査では、ハノイ市が「住民が自分の街に最も愛着を感じている都市ランキング」で世界トップ4に入る結果となった。
コーヒー1杯や映画鑑賞の費用が非常に手頃であると答えた住民が全体の89％にのぼるなど、コストパフォーマンスの良さも際立っている。
2025年版「世界のベストシティ50」の上位は南アフリカのケープタウン、タイのバンコク、アメリカのニューヨークで、日本は東京が第31位に選出された。
このランキングは世界中の1万8500人以上の市民による調査結果に基づき、さらに旅行や都市計画の専門家100人による審査を加えたものである。
評価項目には「食」「文化」「コスト」「住みやすさ」など44の基準が含まれている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
