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ダナンの配達員暴行死、依頼主女性の後悔と主張
<写真:phunuphapluat.nguoiduatin.vn>
ダナン市ホアヴァン郡ホアフオック区在住の女性、チャン・ティ・トゥー氏は、オンライン注文をきっかけに発生した配達員の死亡事件について深い後悔の念を明らかにした。
1月17日に発生した口論や暴行の後、配達員の男性が死亡した。トゥー氏は地元メディアの取材で涙ながらに「すべてが悲劇のようである」と経緯を語った。
事件はオンライン注文での送金遅延を発端にトラブルがエスカレートし、最終的に配達員が死亡するという悲劇的な結果に至った。
トゥー氏によれば、1月17日にEコマースサイト「Shopee」で総額37万5000ドン(約2325円)の家庭用品を注文した。
配達員のチャン・ゴック・タイン氏は午前11時頃にトゥー氏の自宅を訪れたが、不在であった。
トゥー氏は家族に受け取るように指示し、後で振り込むことを約束していた。しかし、多忙の中で振込が遅れたことが原因となり、タイン氏からの催促が続くようになった。
午後になるとタイン氏は不満を募らせ、侮辱的なメッセージを送信したという。
これに対し、トゥー氏は配送アプリ内でタイン氏に「低評価」を付け、配送会社に苦情を申し立てた。この一連の行動が両者の対立を深めるきっかけとなった。
夜になるとタイン氏は再びトゥー氏の家を訪れて抗議を行った。これを受け、トゥー氏は恋人のグエン・タイン・トゥン氏や弟らと共に対応した。
事件当時は全員が飲酒した状態であったという。
そして、タイン氏の言動に対する怒りから、トゥン氏らがタイン氏を暴行する事態に発展した。トゥー氏の証言によると、暴行に武器は使われなかった。
しかし、逮捕されたトゥー氏の弟であるチャン・ホアン・ティエンは、何度もタイン氏の頭をヘルメットで殴打したことが明らかになっている。
タイン氏は一旦現場を離れた後、警察官を伴って戻った。その場で両者は解散したが、タイン氏は翌日未明、自宅で死亡が確認された。
事件を受け、トゥー氏の父親であるチャン・ヒエップ氏は「今回の事件は一時的な感情に流された結果であり、家族として責任を感じている」と述べた。
また、遺族に対し葬儀費用として約1億ドン(約62万円)を支援していることを明らかにした。
ヒエップ氏は「これまで家族に犯罪歴はなく、地元でも問題を起こしたことがない」として、今回の件が異例の出来事であったことを強調した。
一方で、トゥー氏は業務をすべて休止し、自宅に閉じこもる生活を余儀なくされている。
トゥー氏は「たかが37万5000ドン(約2325円)の注文が原因で、すべてを失うことになるとは思わなかった」と後悔の念を口にしたが、ネット上で広がる誤解やデマに対しては憤りを示した。
また「今回の件はすべて私の過ちであると受け止めている。ただ、社会や世間が事実を客観的に見て、冷静な判断をしてくれることを願っている」と涙ながらに語った。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。